
低コストで人気のある三菱UFJ投信のeMAXISインデックスファンドシリーズから、インフレに有利な物価連動国債インデックスに連動するeMAXIS国内物価連動国債インデックスが登場することになりました!
eMAXISホームページ お知らせより(2014年10月21日)
『eMAXIS 国内物価連動国債インデックス』募集・設定について[1461KB]
ファンド概要
ファンド名 | eMAXIS 国内物価連動国債インデックス |
ベンチマーク | NOMURA 物価連動国債インデックス(フロアあり) |
設定日 | 2014/11/06 |
申込手数料 | なし(ノーロード) |
信託報酬 | 年0.432% |
信託財産留保額 | なし |
信託期間 | 無期限 |
運用会社 | 三菱UFJ投信 |
販売会社 | SBI証券 マネックス証券 |
物価連動債はインフレに向けた商品でありデフレに弱い
物価連動国債とは、物価が上がると利息は増え、反対に物価が下がると利息は減ります。
物価連動国債ファンドとして10年以上の運用を継続しているMHAM-物価連動国債ファンド(愛称:未来予想)と国内債券インデックスファンドとして10年以上の運用を継続しているインデックスファンド日本債券(1年決算型)(愛称)DC インデックス日本債券を比較。
ここ数年はアベノミクス効果で円安からくる物価上昇が目立っていますので、物価連動債もまた上昇の一途をたどっています。

青 MHAM-物価連動国債ファンド
赤 インデックスファンド日本債券(1年決算型)
しかしながら、長期間で見るとリーマン・ショックの08年を筆頭に、07年のサブプライム危機以前のライブドアショック06年頃には物価連動債のパフォーマンスは、元本とクーポン利率は固定である通常の固定利付債に劣っています。

※ヤフーファイナンスより
下記に説明しますが、eMAXIS 国内物価連動国債インデックスは償還時に元本保証あり銘柄を投資対象にしていますので同じような投資成績にはなりませんので注意。
フロアありは夢の投資商品となるのか
今回登場したMAXIS 国内物価連動国債インデックスは、ベンチマークにNOMURA 物価連動国債インデックス(フロアあり)を採用しています。
フロアありとは、デフレになっても償還時に元本保証あり銘柄を投資対象とのこと

【 国内債券 】2013年10月から発行再開される物価連動国債のNOMURA物価連動国債インデックスへの組み入れについて|NRI Financial Solutionsより
考察 投資対象になるか見送りか
インフレに強く、デフレでも額面は保証されるという夢のような投資商品。
元本保証するぶんだけクーポンの金利は通常より低い…など何か落とし穴はあるのでしょうか
そして投資対象としてどうするか?
自分ならば、資産運用の終盤戦で活用する機会があるのかもしれません。
その間には、長い期間があるので、考える時間は十分に用意されています。
現状は見送って、将来的には検討するかもしれません。
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