付箋とメモ

株で富を築くバフェットの法則[最新版]を読みました。

ツイッターやグノシーなので、世界一の投資家ウォーレン・バフェット氏が実践する、賢明で謙虚なリーダー論(ライフハッカー)をよく見ます。

最近(昨年末あたり)に、バフェット本を読んでいて、web本棚サービスのブクログには記録していましたが、ブログでもグノシー記事には書かれていないこともありますので、シェアします。

ウォーレン・バフェットと言えば、『集中投資』で有名ですが、インデックス投資について書かれている箇所も結構ありますので、世界一の投資家がインデックス投資をどのように捉えているのかを知る機会にもなりました。

株で富を築くバフェットの法則[最新版]の書評


バフェット本人による本ではなく、ロバート氏によるバフェットを語る内容ではあるが、随所にバフェットの言葉も多く引用されているので、読みごたえがあります。

現在のバフェットといえば、バークシャー・ハサウェイ社の筆頭株主であり、同社の会長兼CEOという立場で株式投資をおこなっている。

そのパフォーマンスは絶大で、1965年~2012年の期間でバークシャーの1株の簿価(19.7%)はS&P500配当込み指数(9.4%)を+10.3%アウトパフォームしている。
※2009~12年は4年連続劣っているので注意

この長期的に神がかった投資手法を少しでも参考にしたい個人投資家にとっては、素晴らしい教材なのではないでしょうか?

現在のバフェットを語るのに欠かせない人物3人(グレアム・フィッシャー・マンガ-)の紹介と、それぞれの投資スタイルがバフェットの投資哲学と融合しているのが著書を読むことでよくわかります。

それは、資産規模の拡大がバフェットの投資手法に大きく関わっているようだ。

初期のバフェットはマージャ-・アービトラージ(裁定取引)によるサヤ抜き。
 ↓
グレアムとの出会い。価格ではなく証券のバリエーションを見るバリュー投資との出会い。
 ↓
マンガ-との出会いによって事業内容を見る投資に。


つまり初期は価格やタイミングが重要であったところから、現在では割安感まで待たなくとも永続的に素晴らしい企業であると見抜いた銘柄は価格を必要以上に見ないスタイルに変わっている。

著書では、バフェットの紹介の中でインデックス投資とフォーカス投資の比較とバフェットがインデックス投資についてどう考えているのかも知ることができます。

個別株をやっている人には必読でしょうし、大富豪バフェットがどういう人物であるのか興味のある人にもオススメ。

バフェット自身による本ではなく、第三者によるバフェット本ですが、バフェットが発言した言葉や、バークシャー・ハサウェイ経営者としてバフェットが毎年恒例の「株主への手紙」の内容が多数引用されています。

株で富を築くバフェットの法則[最新版]株で富を築くバフェットの法則[最新版]
(2014/05/05)
ロバート・G・ハグストローム

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バフェットの考えるインデックス投資


何も知らない投資家はインデックスファンドに投資をするべきだとバフェットは述べている。
バフェットが次に言ったことは、さらに面白い。「あなたが投資についてある程度知識があり、ビジネスの数字を理解でき、長期的にビジネスの優位性を持ちながら株価が割安な企業を5~10社選び出せるなら、従来型の分散投資は無意味である」

198ページ


この言葉を読んで、謙虚な人ならインデックスファンドに投資するでしょうし、自信があるのなら個別株に勝負することを推奨しているようにもとれます。

自分は、下手の横好きで本を読みかじっては後者の方を選択していた時期もありましたが、このブログの内容を見れば、ごらんの通りに前者(インデックスファンド)に身を任せています。

インデックス投資を行うことに引け目を感じる必要はまったくない。
実際、インデックス投資をすれば、大部分のプロの投資家に勝てるのだから。「逆説的だが、『愚かな』資金も、自分の限界を知れば、愚かではなくなる」とバフェットは言う。

319ページ


高いパフォーマンスに憧れる気持ちはよくわかりますが、長期的に勝ってきているバフェットが、長期的に勝ち続けることの難しさを世界一知っているのでしょう。

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