ひっくり返る猫 仰天 ビックリ

先週はスイスショックがありましたが、ワインファンド破綻相次ぐ(Bloomberg)という気になるニュースもやって来ました!

投信ブロガーでも、同じように気になっていた人がいたようで記事にしてます。
「ワインファンド破綻相次ぐ」ですって|レバレッジ投資実践日記
ワインファンド破綻相次ぐ|夢見る父さんのコツコツ投資日記

もちろん投資信託でワインファンドを保有しているから気になっているわけではありません。

ワイン投資は値下がりすることのない投資と言えます。と書いていたことで話題になったワインファンド[VIN-NET]の動向が気になって仕方がない人が多いということでしょう。

(参考記事 投資十八番)
「ワイン投資は値下がりすることのない投資」と断言するVIN-NETに問題は無いのか?
[残念]未踏の金脈ではなかったワイン投資 ←この文面を訂正した追記

問題は投資のエグジット(資金回収)方法


今回のワインファンド破綻相次いだ件の問題は、投資家からの解約に、いつでも資金を引き出せるファンドは不安定だということ。

株式や債券、不動産(REIT)に投資するファンドと決定的に違うには、流動性に問題があるとうことでしょう。
急な投資家による解約に、ワインファンドが対応できないのは、いままで星の数ほどある(似たような)ウマイ話ファンドにもあったことです。

Bloombergによると、昨年、英国だけで6本余りが破綻したそうですので、今回のスイスショックはまったく関係ありません。
仕組みに欠陥があるとすれば2015年以降も破綻が相次ぐことも考えられます。

ワインファンド[VIN-NET]の仕組みもまた不安要素がある


Bloombergによると、ワイン投資には、プライベートエクイティ(PE、未公開株)ファンドのようなのスタイルが最も適しているとも書いてあります。

そりゃぁ~そうです!

ワインの投資が成功するには何年もの期間を必要としますので、投資家は余剰資金などによる長期投資が絶対必要でしょう。
お金が必要になったから、ワインファンドに投資していた資金を回収しようと思っても困る。

途中で換金することができない仕組みが適しています。

VIN-NETのファンド解約について調べてみると、運用開始日から1年経過日以降から手数料3%ほどコストはかかりますが、解約に対応しているようです。

だからといって、ワインファンドに投資をしている投資家が一斉に解約(買い取り)に向かうことはないのでしょうが、不安要素ではあります。

おまけ 雑感


資産運用にワインをはじめとした、コモディティは適さないと(個人的に)考えています。
もちろん、『金』や『原油』や『とうもろこし』といった商品がETFとして上場している時代ですので、投資家が売買することも可能でしょうし、それらの存在を否定するものでもありません。

ちなみにVIN-NETのワインのほとんどはフランス産でユーロ建て、倉庫はスイスにあります。

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