
本日(2015年3月18日)、UBSグループが組成する ETF10銘柄が新規上場します。
東証 : 3月18日(水)、 世界最大規模の資産を運用するUBSグループが組成する ETF10銘柄が新規上場します ~「UBS ETFシリーズ」第1弾~
欧州ETFに強みがある印象ですが、個人的に面白いと思ったのは『UBS ETF 先進国株』(PDF)、略称『UBS先進国株』というETFです。
すでに投信ブロガーでは記事にしているのも拝見します。
UBSグループから欧州株式市場を中心とした10本のETFを3月18日より上場(cubの資産形成実践日記)
[ETF] ETFが色々と上場しますのでチェック(かえるの気長な生活日記。)
UBSが管理報酬0.2%のMSCIヨーロッパ連動ETF(1386)を東証へ上場へ(ホンネの資産運用セミナー)
先進国23ヶ国
(オーストラリア、オーストリア、ベルギー、カナダ、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、香港、アイルランド、イスラエル、イタリア、日本、オランダ、ニュージーランド、ノルウェー、ポルトガル、シンガポール、スペイン、スウェーデン、スイス、UK、US)
※株式市場の大型株・中型株で構成される浮動株調整後時価総額加重平均型の指標とのこと。
日興AMが運用する上場インデックスファンド世界株式【1554】と似ていますが、上場インデックスファンド世界株式は日本を含めないで先進国と新興国のETF。
『UBS ETF 先進国株』は、先進国と日本を含めますが、新興国はありません。
租税条約が気になる
『UBS ETF 先進国株』をはじめとしたUBSグループのETFは、PDF資料によると管理会社が「UBSファンド・マネジメント(ルクセンブルク)エス・エイ」となっていますので、ルクセンブルク籍となっています。
cubさんの記事によると、海外配当課税がゼロになる期待もあるようですが、初回の分配金をしっかり見極めたうえでの投資がよいでしょう。
債券利息収入は非課税という国もあるけれど、株式配当金は源泉課税されるほうが一般的です。
米国籍のiシェアーズETF-JDRが、日米租税条約の限度税率の適用が受けられず、外国税額控除も受けられなかった(株式数比例配分方式)こともあります。
(関連記事)
2014.09.13 iシェアーズ国内上場ETFの現地源泉徴収税額がないぞ!?
今回のUBSグループのETFが、もしも米国籍のETF-JDRよりも有利な租税条約が締結されていたら、信託報酬0.30%(税抜)と超絶低コストではないものの面白い存在となるかもしれません。
(こちらでも関連記事として紹介しています)
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