
先月に書いた記事リーマン・ショックを知らない投資家に伝えたいことが、カンさんのブログ記事でシェアされました。
(カン・チュンドのインデックス投資のゴマはこう開け!)
セゾンバンガードの「災い」と「幸い」
シェアされたことで、自分のブログ記事を見返したのですが、もしかしたら投資信託の基準価額についてチョット勘違いしちゃうかなぁ~となりそうな表現があったので、今回の記事で補足します。
最近の基準価額は上昇の一途をたどる
今日現在(2015年2月6日時点)での投資信託の基準価額もまた、ビックリするような数値を記録しています。
21755 eMAXIS 先進国株式インデックス
21835 eMAXIS 全世界株式インデックス
19891 外国株式インデックスe
21860 Funds-i 外国株式
28232 ひふみ投信
20797 世界経済インデックスファンド
18137 eMAXISバランス(8資産均等型)
…。
ここだけ読むと、基準価額が設定時の1万円から大きく上昇しているので割高に感じてしまう投資家さんもいるかもしれません。
投資信託の基準価額で割高・割安はわからない
重要な事ですが、投資信託の基準価額には割高や割安の考え方は存在しません。
日本の投資信託のほとんどは、基準価額1万円からスタートします。
その先、株式や債券、REITもしくは、それらを含むバランスファンドもありますが、投資対象が上がったり下がったりしていくことで、投資信託の基準価額もまた上下します。
それでは、なぜ割高や割安がわからないのかというと、投資信託の設定日がどんな経済環境だったのかによって基準価額がまったく変わってしまうからです。
本来、投資信託の基準価額は投資家にとって、そんなに重要ではありません。
少なくとも投資信託の基準価額が高いから売却を検討するとか、1万円を切っているから買い増しのチャンスというモノサシでもありません。
現在、長期投資を目的とした各社インデックスファンドシリーズが、将来的には基準価額が5万円とか8万円といった世界が到来することを夢見て、現在の基準価額から遠ざかってみるのがちょどよい距離感かもしれません。
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