実験 試験 比較

モーニングスターによると、株式投信の純資産総額が80兆2795億円と80兆円の大台を突破して、インデックスファンドが占める割合は20兆856億円と25%まで育ってきたようです。(3月の投信協会概況

これは喜ばしいことで、日本に限って言えばアクティブリスクを取らない大半のアクティブファンドは駆逐されるべきであり、比較すると低コストなインデックスファンドが50%以上のシェアをとってもよいでしょう。
株式投信の純資産総額におけるインデックスファンドの比率

株式投信の純資産総額
※モーニングスター記事より作成

投資信託におけるインデックスファンドの本数比率
インデックスファンドの本数比率
※モーニングスター 投資信託(詳細検索)より本数調査(2015年4月20日現在)

上記にあるように、日本国内の投資信託におけるインデックスファンドは9.35%程度なのに、純資産総額比率では25%もあるということは、インデックスファンド1本1本の質が良いってことです。

インデックスファンドを除外 4324
インデックスファンドのみ 442
合計総本数 4766

日本の投資信託は変わりつつある


現状で言えば大半のアクティブファンドはなくなってもよくインデックスファンドの比率が50%どころか75%あってもいいくらいです。

なぜなら

日本の投資信託の運用コスト(信託報酬)はまだまだ高すぎる

分配金が多いファンドが良いファンドと勘違いさせている業界が変わっていない

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ひっそりと売られていると揶揄されてきたインデックスファンドでしたが、投資家がコストに敏感になってきた影響があるのかもしれません。

投資信託による資産運用を銀行などに相談する前に、パソコンやスマホなどで検索すれば『コストの重要性』、『なぜインデックスファンドが選ばれているのか』など知ることができる時代です。

このクチコミ効果により、電話による投資勧誘や窓販による投資信託の歪んだ(販売会社有利)説明が、1時代前の懐かしい販売風景となっていくのでしょう。

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