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プロ野球のセ・リーグが全球団借金(負け越し)という珍しいことをやってのけました。

セ・リーグ、史上初の全球団借金 首位から5位が0.5差|日本経済新聞
史上初!セ・リーグ全球団が借金 1~5位0・5差に接近|スポニチ Sponichi Annex 野球

インデックス投資家としては『市場全部を買う』というスタンスですので、今回のセ・リーグの全球団負け越しは興味深いものですが、インデックス投資による資産運用において重要なキモが2つあることに気付かされました。

  1. ひとつの市場に集中投資するのではなく多くの市場に分散投資をする
  2. プラスサムになるアセットクラスに長期投資する

次回はいつやってくるのかわからない珍事ですので、2015年7月3日現在のセ・リーグの順位表を記念に残しておきます。

試合数勝ち数負け数引分け勝率
ヤクルト76373810.493-
阪神74363710.4930
巨人76373900.4870.5
DeNA75363810.4860
広島73353710.4860
中日76334210.443.5

ひとつの市場に集中投資するのではなく多くの市場に分散投資をする


セ・リーグが全球団負け越しということは、交流戦をおこなったパ・リーグに負けまくった結果(44勝61敗3分け)です。

交流戦がはじまる前までは、セ・リーグという狭い世界の中で争っていたので全球団負け越しというのが存在しない世界でした。

野球から離れて、株式市場を見ていても、国内株式市場全体が一方的に上がったり下がったりする場面を見ることもあるでしょう。

視野を大きくして、日本のみならず欧米や欧州といった先進国全体や新興国など世界に目を向けてみましょう。

今回の野球でみれば、勝ちまくったパ・リーグもカバーしていればいいってことです。

プラスサムになるアセットクラスに長期投資する


今回の例で言えば、セ・リーグとパ・リーグを均等に投資すればいいじゃん…という考えになりますが、野球は勝利チームの向こう側には必ず敗者チームがあります。

どの日付・どの期間をとってみても、プロ野球はすべてをカバーすると『勝数』と『負数』が同じになる『ゼロサムゲーム』 です。

ゼロサムゲームの世界で買い待ちのインデックス投資をしても恩恵はありません。
長期投資になればなるほど株式の配当や債券の金利などインカムゲインが重要です。

(参考記事)
2014.04.11 長期投資になるほど配当が重要になっていく
2014.09.04 長期投資になるほど高配当戦略が効いてくるレポート

ゴールドをはじめとしたコモディティ投資は需給によって価格が変動しますが、何かを生み出すアセットクラスではないのでゼロサムゲームです。

株式投資でみても、配当を受け取らなような短期間での売買(投機)はゼロサムゲームです。

プラスサムの果実を受けるには、株式や債券、REITでの長期投資が重要です。

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