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※バンガード・インベストメンツ・ジャパンのコメントを追記しました

米国最大投信のバンガードは、ノーロード投信(販売手数料無料)で直販や提携による日本での販路拡大をめざすというビッグニュースが飛び込んできました。

(日本経済新聞)
2015/7/20 米投信運用会社バンガード、ノーロード投信の日本販売強化

日本の販売が大きく上向いたのは、アベノミクスの効果も大きい。
コーポレート・ガバナンス(企業統治)の強化や証券投資の環境改善が進んだ。当社は昨年、米国本社のリテール販売部門のトップを、日本法人の代表に任命した。
日本法人を東京・千代田区の永田町に移し、規模を拡大した。
直販や提携を軸に日本の事業拡大に備え、体制を整えつつある

日本経済新聞より引用

インデックス投資ナイト2015の2次会で質問していました


バンガードのインデックスファンドを日本で直販する…これバンガード・インベストメンツ・ジャパンの前社長であった加藤さんの頃からETFの重複上場とともにお願いしていた(もはや挨拶)議題でした。

最近開催されたインデックス投資ナイト2015での2次会の時にも、金野さんを半ば強引に個人投資家テーブルに呼び込んで『バンガード投信の日本での直販』の可能性について問い詰めていました。

曖昧な記憶ですが、こんな会話です。
※誰が質問したのか覚えていません(多分ほぼ自分)
※ICレコーダーなどで音源を持っている奇跡の人がいたらください


(個人投資家)
『バンガードのインデックスファンドを日本で売ってくれませんかね?』

(金野さん)
『マネックス証券を通じて購入できます』
『逆に質問ですが、マネックス証券でのバンガードファンドはどのような評価ですか?』

(個人投資家)
『あれはダメです(一同)!
マネックス証券での口座管理手数料が盛りすぎていて全然低コストになっていません』
『例えばですよ。
バンガードが直販するのであれば、口座残高が一定水準以下だったら口座管理費用をとっても構いません。
保有残高に対してポイントサービスなども一切要りません。
そういう感じでもバンガードファンドの直販は難しいでしょうか?』

(金野さん)
『米国でのバンガードファンドを国内で販売するとなると現在の手続きは非常に煩雑となっています。
そこのコストをいったい誰が負担するのかという問題もあります』

(個人投資家)
『時代待ち・・・といったところでしょうか』

(金野さん)
『現在の状態では難しいでしょうね。ビジネスとして(日本での販売)が成立するのであれば、米国のバンガードファンドの株主からOKが出るのでしょうが・・・卵が先か鶏が先かという話になってきます。』

(個人投資家)
『つまりは、もっとバンガードを買ってくれってことですね。゚(゚´Д`゚)゚。』


実現すれば日本の投信界が激変するインパクト!?


日本法人を東京・千代田区の永田町に移し、規模を拡大した。
直販や提携を軸に日本の事業拡大に備え、体制を整えつつある


これがヒントになるかもしれません。
今までは難しいと言われてきた状況でしたが、日本の投資信託の事情が少しずつではありますが、変化の兆しが見えてきたとの評価が米国バンガードであるのかもしれません。

例えば、投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Yearでは発表の速報が即座に米国のバンガード本社へ届けられています。

今回の投信ブロガーによる『投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2014』の結果は、本場米国でも速報で知らせるようにと連絡があったとのこと。

バンガードの個人投資家に対する姿勢がよくわかるエピソードです♪


VTをはじめとした低コストなETFやインデックスファンドへの需要が強まってきていると感じてきても不思議ではありまえんし、バンガードの海外ETFは日本の個人投資家にとって大きなブランドとなっています。

直販や提携による販路拡大の具体的なアクションについて、今のところ何もわかりません。
期待先行なところもありますが金野さんには頑張っていただきましょう♪

2015/07/25追記

開催のご報告:オフィス移転&Wアニバーサリーパーティー(バンガード・インベストメンツ・ジャパン)のお知らせを確認してみると、直販についての記載がありました。

バンガード・インベストメンツ・ジャパンは日本の投資家の皆さまにとってベストな選択は何か、という点を常に考え、あらゆる可能性を検討してまいります。現時点では検討しておりませんが、将来的には直販を検討する可能性もあります。


なんだか曖昧で中途半端な回答ではありますが、将来の直販を期待します。

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