
ニッセイアセットマネジメントが運用するニッセイインデックスシリーズ(購入・換金手数料なしシリーズ)が、11月に大幅に信託報酬を引き下げる準備をしています。
(参考記事)
2015.10.26 「超低コストはニッセイ」を死守!ニッセイインデックスシリーズの信託報酬引き下げへ
まだまだ公式での発表はないのですが、インデックス投資家最大の関心事は間違いなくニッセイアセットマネジメントが本当に信託報酬を三井住友アセットマネジメントが運用するDC専用投信レベルまで引き下げを実現できるかどうかといったところでしょう。
ニッセイアセットマネジメントも確定拠出年金専用ファンド(DC専用投信)を運用しているのですが、ニッセイインデックスシリーズ(購入・換金手数料なしシリーズ)とニッセイDC専用投信のコスト差を比較してみました。
(参考リンク)
基準価額一覧(確定拠出年金向け投資信託)|ニッセイアセットマネジメント
ファンド名 | 一般販売 | DC専用 |
ニッセイJPX日経400インデックスファンド | 0.31% | (なし) |
ニッセイTOPIXインデックスファンド | 0.29% | 0.16% |
ニッセイ国内債券インデックスファンド | 0.31% | 0.40% |
ニッセイ外国株式インデックスファンド | 0.39% | 0.21% |
ニッセイ外国債券インデックスファンド | 0.38% | 0.21% |
ニッセイJリートインデックスファンド | 0.335% | 0.55% |
ニッセイグローバルリートインデックスファンド | 0.45% | (なし) |
※ファンド名の<購入・換金手数料なし>を省略
※記事内の信託報酬はすべて税抜き
国内債券とJ-REITは一般販売のほうが低コスト
比較表を作成して気付いたのですが、<購入・換金手数料なし>ニッセイ国内債券インデックスファンドの0.31%はDC専用投信の0.40%よりも低コストを実現しています。
同じく<購入・換金手数料なし>ニッセイJリートインデックスファンド0.335%もDC専用投信の0.55%よりも低コストを実現しています。
改めてニッセイアセットマネジメントの本気を感じ取れます。
TOPIX以外はニッセイDC専用投信より三井住友DC専用投信のほうが低コスト
以前の記事(「超低コストはニッセイ」を死守!ニッセイインデックスシリーズの信託報酬引き下げへ)では、ニッセイインデックスシリーズ(購入・換金手数料なしシリーズ)と三井住友アセットマネジメントのDC専用投信を比較したのですが、ニッセイDC専用投信と三井住友DC専用投信を比較するとコスト革命の頂上決戦が見えてきます。
ファンド名 | 一般販売 | DC専用 | 三井住友 |
ニッセイJPX日経400インデックスファンド | 0.31% | (なし) | (なし) |
ニッセイTOPIXインデックスファンド | 0.29% | 0.16% | 0.19% |
ニッセイ国内債券インデックスファンド | 0.31% | 0.40% | 0.16% |
ニッセイ外国株式インデックスファンド | 0.39% | 0.21% | 0.16% |
ニッセイ外国債券インデックスファンド | 0.38% | 0.21% | 0.16% |
ニッセイJリートインデックスファンド | 0.335% | 0.55% | (なし) |
ニッセイグローバルリートインデックスファンド | 0.45% | (なし) | (なし) |
三井住友アセットマネジメントのDC専用投信は、すべての確定拠出年金専用インデックスファンドの中でも屈指の低コストですが、ニッセイアセットマネジメントのDC専用投信も国内債券以外は競争力のある低コストを実現しています。
国内株式(TOPIX)に至っては、ニッセイのDC専用投信(0.16%)が三井住友のDC専用投信(0.19%)よりも低コストになっています。
一般販売のニッセイインデックスシリーズ(購入・換金手数料なしシリーズ)が、ニッセイDC専用投信の低コストな信託報酬(国内債券・J-REIT除く)へ揃えてきたら嬉しいですね。
ニッセイや三井住友のDC専用投信はSBI証券確定拠出年金専用ファンドなどに販路拡大するべき
期待は膨らみますが、まだまだ公式での発表はありません。
ニッセイアセットマネジメントや三井住友アセットマネジメントの中の人が、個人ブログをどれだけチェックしているのかわかりませんが関係者(運用会社)の人には是非とも伝えておきたいメッセージ。
DC専用投信の一般販売は大歓迎ですがDC専用投信の販路拡大もお願いしますm(_ _)m
個人型確定拠出年金は、これから誰でも入れるようになる方向で進んでいます。
(参考記事)
2014.10.15 個人型確定拠出年金(個人型401k)の誰でも加入で投資信託は変わる
制度が整っても、低コストな投資信託のラインナップが不十分な販売会社もあることでしょう。
将来への先行投資という意味でも販路拡大!
様々な銀行・証券会社・保険会社で低コストなインデックスファンドを取り扱ってほしい!
具体的に書くとSBI証券個人型確定拠出年金専用ファンドで販売してください←個人的な願望ww
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