
アストマックス投信投資顧問株式会社が運用するLOSA長期保有型国際分散インデックスファンド(LOSA 投資の王道)が楽天証券より登場します。
LOSA長期保有型国際分散インデックスファンド|新設ファンド情報(モーニングスター)
LOSA長期保有型国際分散インデックスファンド|有価証券届出書(PDF)
LOSA長期保有型国際分散インデックスファンドはバンガードファンドに投資するファンド・オブ・ファンズです。
気になる信託報酬(保有中の支払う費用)は0.5238%(税抜き0.485%)となっています。
ファンド・オブ・ファンズで運用しているので投資対象となるバンガードファンドの運用管理費用等も含めた実質的な信託報酬は0.6738%程度です。
セゾン投信のセゾン・バンガード・グローバルバランスファンド(税込み年率0.69%±0.03%)と同等程度の信託報酬といった感じです。
LOSA長期保有型国際分散インデックスファンドの概要
ファンドオブファンズ方式で運用。
主として、米国のバンガードが設定するインデックス型の投資信託証券に投資を行い、実質的に日本を含む世界各国 の様々な資産(株式、債券、REIT)に分散投資を行う。
資産配分は、信託財産の純資産総額に対し株式55%、債券35%、REIT10%を目安とする。
外貨建資産については、原則として為替ヘッジを行わない。12月決算。LOSA長期保有型国際分散インデックスファンド|モーニングスター
ファンド名 | : | LOSA長期保有型国際分散インデックスファンド |
ファンド名愛称 | : | LOSA 投資の王道 |
運用会社 | : | アストマックス投信投資顧問 |
償還日 | : | 無期限 |
決算日 | : | 12/5 |
信託設定日 | : | 2015/12/28 |
信託報酬 | : | 年0.6738%程度(税込) |
信託財産留保額 | : | なし |
販売会社 | : | 楽天証券 |
LOSA長期保有型国際分散インデックスファンドの資産配分の目安

画像元 LOSA長期保有型国際分散インデックスファンド|有価証券届出書(PDF)
投資対象となるバンガードファンド一覧
ファンド名 | 発行国 | 運用管理費用等 |
バンガード・ジャパンストック・インデックスファンド | アイルランド | 年0.3%程度 |
バンガード・500インデックスファンド | 米国 | 年0.05%程度 |
バンガード・ヨーロピアンストック・インデックスファンド | 米国 | 年0.12%程度 |
バンガード・パシフィック(日本を除く)ストック・インデックスファンド | アイルランド | 年0.3%程度 |
バンガード・エマージングマーケッツストック・インデックスファンド | 米国 | 年0.15%程度 |
バンガード・ジャパンガバメントボンド・インデックスファンド | アイルランド | 年0.25%程度 |
バンガード・トータルボンドマーケット・インデックスファンド | 米国 | 年0.08%程度 |
バンガード・ショートタームインフレーションプロテクテッドセキュリティーズ・インデックスファンド | 米国 | 年0.1%程度 |
バンガード・ユーロガバメントボンド・インデックスファンド | アイルランド | 年0.25%程度 |
バンガード・エマージングマーケッツガバメントボンド・ETF | 米国 | 年0.34%程度 |
バンガード・REIT・ETF | 米国 | 年0.1%程度 |
バンガード・リアルエステイト(米国を除く)・ETF | 米国 | 年0.24%程度 |
アストマックス投信投資顧問株式会社とは
アストマックス投信投資顧問株式会社と聞いてもピンと来ませんでした。
ホームページを拝見すると、毎月分配型投資信託やコモディティ、ASEAN地域や新興国株式などシンプルなインデックスファンドによる国際分散投資とはかけ離れたファンドが目立ちます。
長期保有を目的とした国際際分散インデックスファンドというカテゴリは初挑戦かも。
平成16年5月12日 「株式会社フィスコアセットマネジメント」設立
平成16年8月4日 有価証券に係る投資顧問業の登録
平成19年1月30日 投資信託委託業の認可取得
平成20年5月20日 商号を「株式会社フィスコアセットマネジメント」から「TAKMAキャピタル株式会社」に変更
平成21年4月1日 商号を「TAKMAキャピタル株式会社」から「ITCインベストメント・パートナーズ株式会社」に変更
平成25年4月1日 商号を「ITCインベストメント・パートナーズ株式会社」から「アストマックス投信投資顧問株式会社」に変更
アストマックス投信投資顧問株式会社でも記載されています。(会社案内)
雑感
低コストで定評のあるバンガードのインデックスファンドやETFを活用したファンド・オブ・ファンズとなっていますが、株式部分については複数の株式インデックスファンドの組み合わせよりもVT1本で完結したほうがシンプルです。
特に日本の株式なら日本のETFを積極的に利用したほうが良いように思えるのですが、わざわざアイルランドの投資信託で国内株式に投資しています。
ファンド・オブ・ファンズは、投資対象となるバンガードファンドの運用管理費用もありますので、2重のコスト構造という宿命があります。
バンガードファンドの運用管理費用も含めた実質コストでも1%を切る水準なのですが、いまとなっては0.6%台の信託報酬では『安いっ!』と言えるレベルではありません。
米国債券と別に、米国短期インフレ連動国債にも投資をしているのは他のバランスファンドにはないので面白い。
あとは楽天証券のみでの販売開始となっていますが、今後どれだけ販路を拡大できるかが大事になってくるでしょう。
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