
信託報酬の大幅な引き下げにより超低コストとなったニッセイインデックスシリーズの3ファンドが、SBI証券の投信マイレージサービス対象外(2015年11月21日から適応)となりました。
これを『悲報』ととらえるべきなのか『当然の結果』ととらえるべきなのかはと言えば、販売会社の利益以上にポイントによる還元が大きくなっている状態なので『当然の結果』です。
それとは別に、各ネット証券が行っている投資信託の保有で貯まるポイントの対象外ファンドを見てみると、低コストな投資信託…販売会社から見るとタンスの奥に隠しておきたいような売りたがらない『お値打ち品』であることがわかります。
各ネット証券でポイント対象外にしているファンドとは、普通に考えてみると『儲けのない商品です』と宣言している状態です。
SBI証券の投資信託保有で獲得できるポイントサービスの対象外
投信マイレージサービス対象外の投資信託|SBI証券
- ニッセイ-<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド(2015/11/21分から適応)
- ニッセイ-<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国債券インデックスファンド(2015/11/21分から適応)
- ニッセイ-<購入・換金手数料なし>ニッセイ国内債券インデックスファンド(2015/11/21分から適応)
- EXE-i 先進国株式ファンド
- EXE-i 新興国株式ファンド
- EXE-i グローバル中小型株式ファンド
- EXE-i 先進国債券ファンド
- EXE-i グローバルREITファンド
- MMF、中国F、MRF
- 外貨建MMF
- ETF、REIT
SBI証券はポイント還元率が大きいのに対象外ファンドは少なめ。
投資信託保有ポイントサービスを利用するなら最有力といっても過言ではありません。
ただしニッセイインデックスシリーズの3ファンドやEXE-iシリーズをコアにポートフォリオを組むとなると恩恵はありません。
他のネット証券もニッセイインデックスシリーズの3ファンドについては対象外となる可能性は非常に大きいです。
カブドットコム証券の投資信託保有で獲得できるポイントサービスの対象外
毎月ポイント|カブドットコム証券
- 朝日ライフ 日経平均ファンド
- EXE-i グローバル中小型株式ファンド
- セレブライフ・ストーリー2025/2035/2045/2055
- DLIBJ 公社債オープン(短期コース)
- DLIBJ 公社債オープン(中期コース)
- ストックインデックスファンド225
- ダイワ日本国債ファンド(毎月分配型)
- 225インデックスファンド
- インデックスファンド225
- <購入・換金手数料なし>ニッセイ 外国株式インデックスファンド
- <購入・換金手数料なし>ニッセイ 外国債券インデックスファンド
- <購入・換金手数料なし>ニッセイ グローバルリートインデックスファンド
- <購入・換金手数料なし>ニッセイ Jリートインデックスファンド
- <購入・換金手数料なし>ニッセイ国内債券インデックスファンド
- <購入・換金手数料なし>ニッセイJPX日経400インデックスファンド
- ニッセイ TOPIXオープン
- ニッセイ 日経225インデックスファンド
- ニッセイ日本インカムオープン
- ニッセイ日本インカムオープン(年1回決算型)
- 野村インデックスファンド 愛称:Funds-i(ファンズアイ)
- i-mizuhoインデックスシリーズ
- MHAM株式インデックスファンド225
- MHAM 株式オープン
- MHAM 物価連動国債ファンド
- SMTインデックスシリーズ
- 世界経済インデックスファンド(債券シフト型)
- 外国株式インデックスe
- 外国債券インデックスe
- 日本株式インデックスe
- 日本債券インデックスe
- インデックスファンド225
- インデックスファンド・シリーズ“eMAXIS(イーマクシス)・eMAXISプラス”
- 三菱UFJ 純金ファンド
- マネーコース
- システム・オープン
- ジャパン・ソブリン・オープン
- ジャパン・ソブリン・オープン(資産成長型)
- 明治安田日本債券ファンド
カブドットコム証券は対象外リストの最後にしっかりと明記されています。
※本ポイント導入後に、信託報酬(販売会社代行手数料率)の改定が行われ年率0.24%未満となった場合等、当社の判断によりポイント付与集計対象の投資信託からから除外となりますので予めご了承ください。
間違いなく超低コストインデックスファンドは対象外です。
マネックス証券の投資信託保有で獲得できるポイントサービスの対象外
マネックスポイント|マネックス証券
- MRF、MMF、外貨建てMMF
- ニッセイ日経225インデックスファンド
- eMAXISシリーズ
- <購入・換金手数料なし>シリーズ(2015年12月1日移行)
マネックス証券は案外マネックスポイントのサービスについてザックリとしています。
もしかするとマネックス証券には黄金の羽根が落ちていて誰にでも拾える可能性があります。
ただニッセイ日経225インデックスファンドを対象外にしているので、常識的に考えて超低コストインデックスファンドのポイントサービスもまた対象外にするでしょう。
(追記)
ニッセイアセットマネジメントの<購入・換金手数料なし>シリーズは、2015年12月1日よりマネックスポイント付与の対象外となりました。
楽天証券の投資信託保有で獲得できるポイントサービスの対象外
投資信託資産形成ポイント|楽天証券
- MRF、MMF、外貨建てMMF
- 楽天日本株トリプル・ブル
- 楽天日本株トリプル・ベアⅡ
- 楽天日本株トリプル・ベアⅢ
- 楽天日本株4.3倍ブル
- 新光Wブル・日本株オープンⅢ
- 新光Wベア・日本株オープンⅢ
- 日本債券ベアファンド(5倍型)
- YOURMIRAI 日本株マキシマム・ブル
- YOURMIRAI 米国株マキシマム・ブル
- YOURMIRAI 欧州株マキシマム・ブル
- 日本トレンド・セレクト
- ハイパー・ウェイブ
- あおぞら・USトリプルプラス・ファンド
楽天証券は他社と比較してポイント還元率は控えめです。
ただし楽天証券に限っては、すべての低コストインデックスファンドでも投資信託資産形成ポイントがあるのが強みです。
むしろ高コスト投信のブルベアファンドばかりをポイント対象外にして、インデックスファンドをポイント獲得対象ファンドから外さないのは、情弱な高齢者からお金を搾取してコスト意識の比較的高い若年層に資金シフトさせているようにも見えます。
ポイント獲得の鬼による実例を紹介
お得なキャンペーンに詳しいkenzさんもニッセイインデックスシリーズの3ファンドは楽天証券での保有をするようです。
ニッセイ外国株式インデックスファンド等超低コスト3ファンドがSBI証券のポイント付与対象外へ|インデックス投資日記@川崎
私はSBI証券をファンド購入のメイン証券として利用しています。
その中でSBIポイント付与対象外ファンドの中のEXE-i グローバル中小型株式ファンドのみ、楽天証券で購入し、他のインデックスファンドはSBI証券で購入しています。
先進国株式クラスと主力としている<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドもSBI証券でまとまった額を保有していますが、それはそのままホールドし、以後はSBI証券の次にポイント還元率の高い楽天証券で購入予定です。
ポイントは次第に変更されるので、ファンド毎にその時点で最善の証券会社にて購入します。
もちろん、証券会社のポイント付与率や対象ファンドが変更されれば、その都度変更するだけです。
キャンペーンに詳しい上級者にとって、ポイントサービスのチェックさえ怠らなければ非常にお得なサービスであることがわかります。
それほどネット証券のキャンペーン最新情報を調べない人にとっては、ポイントは『おまけ』程度に考えて、投資信託の中身のチェックを重要視したほうがよいでしょう。
超低コストインデックスファンドが対象外だからという理由で、ポイントが対象になっている範囲での投資信託を選択するのは本末転倒です。
そんな人はいないか(^_^;)
確定しているコストである信託報酬と、販売会社の動向次第で変更・廃止もある不確実なポイントサービスを差し引いて実質コストと見るのは、短期的には通用しても中長期的には脆いものです。
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