
DIAMアセットマネジメントは、日経225連動型インデックスファンドの中で業界最低水準となる信託報酬年率0.195%(税抜)の「たわらノーロード 日経225」を発表しました。
『たわらノーロード 日経225』新規設定のお知らせ|DIAMアセットマネジメント(PDF)
たわらノーロード 日経225 有価証券届出書(内国投資信託受益証券)|有報速報(PDF)
数日前にコスト革命の余波!DIAMアセットマネジメントも超低インデックスファンドシリーズを投入へでDIAMによる超低コスト投信参戦の噂を聞きましたが、あっという間にプレスリリースをしてくるあたり、準備は万端だったのでしょう。
楽天証券とマネックス証券が販売会社となっていますが、『たわらノーロード』はインターネット販売に限定した低コストのファンドシリーズなので、今後のネット証券(SBI証券・カブドットコム証券)も販路拡大されることが予想できます。
たわらノーロード日経225の詳細
ファンド名 | : | たわらノーロード日経225 |
投資対象 | : | 日経平均株価 |
販売手数料 | : | なし |
信託報酬 | : | 年率0.2106%(税抜き0.195%) |
信託財産留保額 | : | なし |
決算日 | : | 10/12 |
運用開始日 | : | 2015/12/7 |
販売会社 | : | 楽天証券、マネックス証券(設定当初) |
いままで日経225インデックスファンドと言えば、ニッセイアセットマネジメントの『ニッセイ日経225インデックスファンド』が最安値の信託報酬年率0.27%(税抜0.25%)でした。
純資産総額も1065億(2015年11月20日現在)と、高い支持を受けているファンドです。
それを今回発表された『たわらノーロード 日経225』は信託報酬年率0.2106%(税抜0.195%)と大きくな差をつけています。
マザーファンドの先物比率が高さがチョット気になる
まだ『たわらノーロード 日経225』は運用がはじまっていないので実績もないのですが、ファミリーファンド方式で運用されるインデックスファンドとなっています。
「ファミリーファンド方式」とは、複数のファンドを合同運用する仕組みで、投資者からの資金をまとめてベビーファンド(たわらノーロード 日経225など)とし、その資金をマザーファンド受益証券に投資して、実質的な運用をマザーファンドにて行う仕組みです。
『たわらノーロード 日経225』も運用されるDIAMアセットマネジメントの『日経225連動型インデックス・マザーファンド』の資産状況を見てみると実物である株式運用が78.11%となっていて先物運用が21.45%と高い比率(2015年9月30日時点)になっているのが気がかりです。(有価証券届出書 P.32~33参照)

日経225連動型インデックスファンドで直接のライバルとなるニッセイアセットマネジメントのニッセイ日経225インデックスファンドの月報(PDF)もチェックしてみると、マザーファンドは現物97.5%、先物2.5%となっています。(2015年10月末時点)
DIAMの日経225インデックス・マザーファンドの純資産総額が28億円(有価証券届出書 P.28参照)となっているので、これから純資産残高が積み上がっていくにつれて先物比率が下がっていくことでしょう。
たわらノーロードの今後に要注目
気になった点はありましたが、確実に引かれるコストが業界最安値という事実は揺るぎません。
国内株式の投資対象を、日経225連動型インデックスファンドにするのならば、最有力のファンドのひとつと言っても過言ではないでしょう。
DIAMアセットマネジメントの超低コスト投信である『たわらノーロード』シリーズの今後のラインナップ拡充は大注目です。
師走に近づくに連れてインデックス投信界隈は面白くなってきたなぁ~♪
DIAMアセットマネジメントさん!グッジョブ!
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