
日本ではワイン投資のヴァンネットに対して行政処分から、最近では出資者説明会があり破産手続きに進むようですが、お隣の香港ではウイスキー投資「プラチナ・ウイスキー・インベストメント・ファンド」があるようで初めての配当支払いがあるとのニュースを発見しました。
参考 17%リターン目指す希少なウイスキーファンド、初の配当に向け乾杯|Bloomberg
参考 ヴァンネットに行政処分 投資で大事な流動性や透明性を再認識
参考 ワインファンドのヴァンネット(VIN-NET)が出資者への説明会を実施 不正を認め破産手続きへ|インデックス投資日記@川崎
ウイスキーという実物への投資なので株式の配当や債券の金利、不動産(REIT)の家賃・テナント収入などがあるわけではありません。
初の配当支払いのヒントはBloombergの記事内にありました。
このファンドはビンテージ物や希少価値の高いシングルモルトウイスキーを購入し、その値上がり益により年率で最大17%のリターンを獲得することを目標にしている。ファンドの存続期間は7年で、収益は投資家に還元される。
17%リターン目指す希少なウイスキーファンド、初の配当に向け乾杯|Bloombergより引用
高収入な富裕層には好きそうなフレーズがいくつもあり好奇心をくすぐりそうですが、庶民の自分にとってはウイスキー投資は『怪しい』という気持ちが働いてしまいます。
例えファンドを運用しているところが誠実にやっていたとしても、ファンドの日々の価格がわからないものにわざわざ投資する理由がみつかりません。
今回が初めての配当とのことですが、日本のヴァンネットはキチンとワインに投資した実態がない詐欺商法で、明るみに出てきた時には手遅れで投資資金の大半が消えていました。
香港の「プラチナ・ウイスキー・インベストメント・ファンド」の存続期間は7年とのことですが、7年間経過して最終的なトータルリターンがどうなるのか(無事にファンド償還できるのか含む)非常に興味深いものです。
富裕層の世界(!?)には1000万円からは実物投資も視野に…なんて言葉が世の中にはあるそうですが、1000万円まで積み上げた確固たる投資手法があるのなら、そのまま確固たる投資手法で継続していくのがベストでしょう。
自分の場合だと伝統的資産で充分。それ以上は求めていません。
ポートフォリオ内の資産配分比率はかなり大雑把でストライクゾーンが広め(世界経済インデックスファンドや<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)がごちゃ混ぜ)です。
※1 いつかは整理したい
※2 やらないフラグ
しかしながら、ポートフォリオに採用するアセットクラスについて選別は厳しめ(金・銀・レアメタル・原油・とうもろこしなどコモディティ投資に興味なし)です。
インデックス投資は様々なアセットクラス(国内外の株式や債券など)に分散投資するのが重要と言われていますが、自分が理解できないものにまで分散という命題のもとに投資してみる理由はありません。
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