
NISA(少額投資非課税制度)に長期積立枠の創設することを来年度の税制改正要望に盛り込むと金融庁は求めているようです。
- 投資上限が年120万円で非課税期間は5年(現行)
- 投資上限が60万円で非課税期間20年(今回の要望案)
- 利用者はどちらかを選択する制度設計(併用は認めない)
実際に自分も年120万円ある非課税口座枠を使いきれません。
もちろんトレーダーの如く、市場のボラティリティに上手いこと売買すれば元手が30~40万円でも売買回転率が3~4回転で非課税口座上限の120万円に到達することは簡単です。
ただ…売買が面倒くさいのと、その時点での売買が成功だったのかの検証をするのが面倒くさいのとで、NISAと言えども「ほったらかし投資」でありたいと考えています。
コツコツ投資で上限を使い切るNISAがちょうどいいのです。
分配金が出ちゃうと予定が狂っちゃうから無分配を継続しているファンドでね♪
NISAが誕生したころはテレビのCMなどでもよく見ることができたので認知度が高かったのかもしれませんが、最近は知る人だけが知る制度となってしまいました。
使い切れていない非課税枠よりは、使いやすい非課税枠にして「細く長く」に改善。この変更自体は自分も賛成です。
利用者はどちらかを選択する制度設計(併用は認めない)とのことなので、来年度の税制改正で要望案が通れば今までより複雑化します。
NISAの普及には誰にでも理解しやすいようなシンプルさが重要だと自分は思っているのですが、現行の撤廃ではなく選択肢の追加のような複雑化では真逆の方向になってしまうことにも…?
もともとNISAは証券税制の10%軽減税率が2013年12月末で終了とともに始まっていますが、証券優遇税制の頃の上場株式等(売却益や配当、投資信託の分配金など)のが10%のほうがシンプルでした。
それでもNISAで進むとなった以上は(盛り込まれた内容はたしかに改善といえますが)、求めることはNISA制度の恒久化(来年度の税制改正要望に盛り込む方針!)とともに非課税期間の無期限化です。
(追記 2016年8月26日)
非課税期間とNISA制度をどちらも「恒久化」と書くと読んでいて混乱してしまうので、制度については「恒久化」、期間については「無期限化」と書き方を変えました。
@Frozen_Telly @toyop129 個人的には、「1.
— 吊ら男 (Forza Milan) (@tsurao) 2016年8月19日
制度の恒久化」「2. 非課税期間の無期限化」などと分けるとしっくりくる印象。
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