はじめて投資をする人のためのガイドブックとしてはそんなに悪い本ではありません。
ただこの程度の基礎知識ならばインターネットを接続できる環境の人にとっては情報収集出来るだろうし
監修がマネックス証券CEOの松本さんだけに紹介する商品がすべてマネックス証券に偏ったのが気にかかる面です。
気になるところはゼロサムもしくはマイナスサムゲームなはずの株式投資において全員がプラスになる状態もあり得る(P.20)
そこにトヨタ自動車の右肩上がりのチャートを出して説明するがマーケットでは必ず売りと買いがあって成立する。
右肩上がりの部分では必ず売っている投資家も当然いるはずでそれが塩漬け
していた株の損切りなのか利益確定売りなのかは様々だけど
全員がプラスになるのは幻想でしょう。
それと初心者にははじめにゲームソフトのカブトレで練習するのを薦めているけれどこれも本当に必要なのかは疑問です。
ゲームソフトの中のマーケットと実際の金や感情がうごめく本物のマーケットでは難易度がまったく違う。
シミュレーションやバックテストは大切だけどそれは自分の投資に対する信念を補強するためにあるようなもの。
バーチャルのマーケットで上手く運用が出来ても有頂天にならないほうがいいし
文中でもここはしっかりと釘を刺すべきですね?


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