
はじめての確定拠出年金 (日経文庫)を読みました。
読書メモのブクログでは星5の評価をしたけれど、内容は「お得な受給方法」や「企業型確定拠出年金の有効活用法」をはじめ、最近の制度変更にも触れていてマニアックな話題に富んでいます。
確定拠出年金について無知の状態から読み始めると読破するのも辛いかもしれません。
その取材時の銀行や大手生保での苦労話のようなものも垣間見れるくだりも必見。
※3ヶ所くらいある^^;
金融庁主導によるフィデューシャリー・デューティーの流れで短期的な利益重視の経営から顧客重視へと、時代が変わる狭間を見ているような感じです。
はじめての確定拠出年金では個人型DCの他にも企業型DCについて書かれた箇所もあるので、最近話題の個人型DCだけを求めていると混乱するかもしれません。
もしも会社で企業型DCを導入していない人は第6章を飛ばして読んでもよいでしょう。
逆に企業型DCをやっている人にとっては、いままで企業型DCについて詳しい本なんて皆無でしたから、有効活用法は必読箇所になりそう。
最後には今後の課題もあり、現状知りうるすべての確定拠出年金について語り尽くしたような一冊。
文庫サイズで読みやすいけど中身は重厚です。
スポンサーリンク
関連コンテンツ