
eMAXISシリーズの基本4資産(国内外株式&債券)が業界最低水準まで信託報酬を引き下げるという報道があり注目されていましたが、「eMAXIS Slimシリーズ」として2月27日に新規設定されるファンドでの登場とプレスリリースがありました。
参考 インデックスファンド『eMAXISシリーズ』に、業界最低水準の運用コストをめざす新たな仲間、『eMAXIS Slim(イーマクシス スリム)』を追加|三菱UFJ国際投信(PDF)
eMAXIS Slimシリーズは、他社のライバルファンドをチェックして、機動的に業界最低水準まで信託報酬を引き下げることで業界最低の信託報酬を目指し続けるインデックスファンドとなっています。
eMAXIS Slim 国内株式インデックスの信託報酬とその配分

「<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド」(信託報酬0.18%)がいままで業界最安値のTOPIXインデックスファンドでしたが、「eMAXIS Slim 国内株式インデックス」はそれに並びました。
eMAXIS Slim 国内債券インデックスの信託報酬とその配分

「iFree 日本債券インデックス」(信託報酬0.14%)がいままで業界最安値の国内債券インデックスファンドでしたが、「eMAXIS Slim 国内債券インデックス」はそれに並びました。
eMAXIS Slim 先進国株式インデックスの信託報酬とその配分

「<購入・換金手数料なし> ニッセイ外国株式インデックスファンド」(信託報酬0.20%)がいままで業界最安値の先進国株式インデックスファンドでしたが、「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」はそれに並びました。
eMAXIS Slim 先進国債券インデックスの信託報酬とその配分

「<購入・換金手数料なし> ニッセイ外国債券インデックスファンド」(信託報酬0.17%)がいままで業界最安値の先進国債券インデックスファンドでしたが、「eMAXIS Slim 先進国債券インデックス」はそれに並びました。
参考 投資信託の委託会社・販売会社・受託会社とは何?その役割は?
販路拡大してきたeMAXISの信託報酬引下げは無理ゲーなのでeMAXIS Slim新規設定は現実的

画像元 eMAXIS専用サイトより抜粋
eMAXISシリーズはインターネット専用ファンドとして、販路を拡大してきました。
多くの販売路線をもったeMAXISシリーズですので、信託報酬を引き下げるには販売会社の合意がなければいけないので調整が難しいことでしょう。
それならば「他社のライバルファンドをチェックして、機動的に業界最低水準まで信託報酬を引き下げる」という特徴を理解できる販売会社に絞った厳選インデックスファンドを新規設定するほうが現実的です。
その低コストへの追求に設定時点から同意できたのが、自社グループであるカブドットコム証券(3月6日より取り扱い開始)以外では、SBI証券と楽天証券での販売、それとマネックス証券のネット証券4社です。
eMAXISシリーズは、インターネット専用ファンドとして、誰にでも買いやすい販路での充実。
eMAXIS Slimシリーズは、コスト意識の高い投資家の期待に応えた基本4資産のこだわりファンドという位置付けでしょうか。
スポンサーリンク
関連コンテンツ
カテゴリ