
日本における長期投資の元祖とも呼んでも過言ではないセゾン投信が運用する「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」と、アクティブファンドの「セゾン資産形成の達人ファンド」の2ファンドの信託報酬(運用管理費用)が0.01%引下げられることになりました!
それと直販系投信であるセゾン投信の顧客口座数が12万口座を突破したこともホームページで報告されています。
(セゾン投信プレスリリースより)
セゾン投信 2 本のファンド 運用管理費用(信託報酬)引き下げのお知らせ|2017/03/10(PDF)
セゾン投信の顧客口座数が12万口座を突破しました!|2017/03/09(PDF)

画像元 セゾン投信 2 本のファンド 運用管理費用(信託報酬)引き下げのお知らせ
当社のファンド純資産残高の成長は、投資家からの継続した支持と共感に支えられた賜物であり、「投資家の皆さまとともにファンドを成長させる」という好循環が起き、運用管理費用の引き下げの第一歩を踏み出すことができました。
セゾン投信 2 本のファンド 運用管理費用(信託報酬)引き下げのお知らせより引用
セゾン投信は多くのファンドを抱える大手運用会社とは違い、シンプルにバランスファンドとアクティブファンドを1本ずつの2ファンドしかありません。
その生命線と言える2ファンドの保有コストである信託報酬の引下げは、口座の解約が増えたりファンドの基準価額が急落すると収入の減少となり会社存亡の危機になることもありますので、大手運用会社の投資信託の引下げより慎重にならざるを得ません。
投資家にとって見れば宣言していた約束の実行と未来への希望言えます。
セゾン投信にとって見れば既存投資家への感謝と信頼していることの証明です。

画像元 セゾン投信の顧客口座数が12万口座を突破しました!
少しずつではありますが、順調にセゾン投信の口座開設が増えているのがわかります。
ネット証券だと口座開設したのはいいけれど、入金をすることなく休眠口座となっている場合もありますが、セゾン投信のような直販投信の場合はネット証券と比較してシンプルが故に稼働率が高い。
生きた口座数だからこそ順調に資産が積み上がったと言えます。

画像元 セゾン投信の顧客口座数が12万口座を突破しました!
セゾン投信への平均金額は、60歳以上が一番高いのですが積立利用率は一番低い。
さすがに高齢者は退職金などもありますし大金を持っていて、その運用にセゾン投信を選んでいるんだなぁ~というのがわかります。
まぁ…退職後の安定的なキャッシュフローはどうしても年金受給が第一になりますから、60歳までは積立を活用していたけれど現在は積立を停止しているという人も含まれていることでしょう。
退職金を手にしていない年齢層は積立利用率が高い。
若い人ほど積立を積極的に活用しているのが印象的で、この積立利用率の高さがあるからこそ今回の信託報酬引下げも可能になったのだと思います。
2本のファンドを合わせた運用資産総額は1,700億円を超えたところでの信託報酬引下げは今後の目安になりそうです。
楽天証券のiDeCo(個人型DC)でも取扱いを開始しているので、コツコツ投資による資金流入は期待できそうですし、今後のセゾン投信は無理のない程度に信託報酬の引下げを順調に純資産を積み上げる限りは0.01%刻みでも継続的にやってくれそうな予感がします。
自分も「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」の積立こそ停止していますが、今でも小額ながらファンドを保有していたりする…。
個人的には、投資にまったく興味がなかったけれど、これから投資をはじめたい人には「セゾン投信」はその人に教える選択肢の候補の1つだと考えています。
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