
証券取引等監視委員会が株式会社みんなのクレジットを検査した結果、当該金融商品取引業者に係る問題が認められたので、行政処分を行うよう勧告されたとのこと。
参考 株式会社みんなのクレジットに対する検査結果に基づく勧告について:証券取引等監視委員会
内容を見ると「ファンドの資金を会社の運用資金にまわしていた」、「ファンドの償還資金に他のファンド出資金が充てられていた」、「白石代表がファンドの出資金を自身の借入れ返済等に使用した」、「(その結果?)毎月多額の損失を出し続け、累積赤字を増加させており債務超過の状態にあった」と信じられないような悪い詐欺のコンプリートです。

画像元:株式会社みんなのクレジットに対する検査結果に基づく勧告について > 参考資料(PDF):証券取引等監視委員会
このような金融商品での悪いニュースは後を絶ちません。
「あやしい」と感じたものには近づかないのが鉄則ということをまたもや証明してしまいました。
参考 結局最後に笑うのは伝統的資産だろう
このブログは投資信託やETFを活用した資産運用を中心に書いています。
投資をするにあたって「何に投資するのか」はとても重要。
今回の件でも伝統的資産(国内外の株式や債券)を中心にポートフォリオを組み入れるべきで、他にはREIT(不動産投資信託)あたりを加えるかどうかで十分だということを再認識しました。
みんなのクレジットは投資型クラウドファンディングサービスです。
クラウドファンディング(製品やサービス開発に必要な資金集めなど)がすべて悪いわけではありませんが、失っても構わないという余裕資金の一部程度しか投資にまわさないほうが賢明。
クラウドファンディングの起業家やプロジェクトの起案者など、資金集めをしている人の実態がわからない限り近づかないというルールを持っていれば、被害にあう可能性もありません。
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