
栄枯盛衰。時代の変化とともに成長する国もあれば衰退する国もあります。
最近でみてもBRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国)と呼ばれた新興国の成長がありました。
ユーロの繁栄の先には、PIIGS(ポルトガル、イタリア、アイルランド、ギリシャ、スペイン)と呼ばれた欧州債務危機もありました。
改めて1989と2017の世界の時価総額ランクの違いがやばすぎる。日本の盛衰。 pic.twitter.com/D4DP0tjTmn
— 赤坂優 (@yuakasaka) 2017年4月6日
バブルの最盛期には、株式時価総額で米国を超えて日本が一番だったことすらありました。
(当時は中学生だったので恩恵なし)
当時を社会人として過ごしていませんが、ウォール街のランダム・ウォーカー〈原著第11版〉に日本の土地神話とも呼ばれた不動産や株式バブルについて書かれています。
90年には日本の地価総額は約20兆ドルと推定された。
これは世界全体の富の約20%、世界中の株式時価総額の2倍に相当するものだった。
アメリカは国土面積では日本の25倍も大きい。しかし、90年当時は、日本の経済繁栄を織り込んで日本の地価総額は、何とアメリカ全土の5倍にも評価されたのだ。
89年のピークには日本の株式時価総額はアメリカの1.5倍の4兆ドルに達し、世界全体の株式時価総額の45%を占めたものだ。
毎月コツコツと積立投資していると、いつも同じ国々を同じ比重で積み立てている感覚すら覚えますが、少しずつ、少しずつではありますが世界の時価総額ランキングが変動しているはず。
わたしのインデックスに過去にデータがありましたので2009年末と2016年末を比較してみました。
2009年12月実績値 | 2016年12月実績値 | ||
米国 | 10.7兆ドル | 米国 | 20.1兆ドル |
英国 | 2.3兆ドル | 日本 | 3.2兆ドル |
日本 | 2.1兆ドル | 英国 | 2.4兆ドル |
フランス | 1.2兆ドル | フランス | 1.2兆ドル |
カナダ | 9298億ドル | ドイツ | 1.2兆ドル |
オーストラリア | 9094億ドル | カナダ | 1.1兆ドル |
ドイツ | 8730億ドル | スイス | 1.1兆ドル |
スイス | 8025億ドル | オーストラリア | 9442億ドル |
ブラジル | 6075億ドル | 中国 | 8457億ドル |
中国 | 5461億ドル | 韓国 | 5751億ドル |
2009年末の国別シェア(%)

画像元 わたしのインデックス
2016年末の国別シェア(%)

画像元 わたしのインデックス
米国だけ飛びねけて(10.7兆ドル→20.1兆ドル)成長しているように見えます^^;
全世界の株式時価総額を見ても26.1兆ドル→37.8兆ドルと変化しているので、ザックリ米国の反映した分だけ変わったとも見ることも!?
日本の2009年~2016年と言えば、リーマン・ショック後の民主党政権の頃でデフレの時期や東日本大震災。アベノミクスによる株高もありました。
ドルベースで日本の株式市場を見ると2.1兆ドル→3.2兆ドルとなっています。
複利で見ると7年間を年利6.2%程度です。米国を除けばかなり良い成績だったと言えます。
株式時価総額上位国のどこかの国でバブルが起こればランキングに変動がありそうですが、上位国はなかなか安定しているようにも感じます。
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