
楽天投信投資顧問が2017年9月29日付で、「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」「楽天・全米株式インデックス・ファンド」のインデックスファンド2本を新規設定。
新規設定時には0.23%だった「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」でしたが、投資対象であるVTの経費率が2018年2月23日から0.11%→0.10%に引き下げられたので、「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」も0.20%となりました。
VTの経費率が0.11%→0.10%に引き下げ!もちろん楽天VTにも恩恵!
VT(バンガード・トータル・ワールド・ストックETF)の経費率が今年も下がります!2018年2月23日から現在0.11%の経費率が0.10%と0.01%の引き下げになります。2018年バンガードETF®経費率改定のお知らせ|バンガード・インベストメンツ・ジャパン...
(ベンチマーク)FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス(円換算)
(信託報酬)
[委託0.05%・販売0.05%・受託0.02%・VT管理
※信託報酬は税抜き表示
※信託報酬の配分(委託・販売・受託)について
(ファンド名)楽天・全米株式インデックス・ファンド
(ベンチマーク)CRSP USトータル・マーケット・インデックス(円換算)
(信託報酬)
[委託0.05%・販売0.05%・受託0.02%・VTI管理
※信託報酬は税抜き表示
※信託報酬の配分(委託・販売・受託)について
たわら男爵さんの問い合わせによると
特定口座で買える(もちろんNISA対応でくるはず)
楽天証券以外でも取扱うよう働きがけしている
極力分配金はださないとのこと。
参考 楽天全世界株・楽天全米株は無分配+SBI証券も来るかも - 40代でアーリーリタイアしたおっさんがたわら先進国株でベンツを買うブログ
国際分散投資家にとって「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」1本あれば株式アセットクラスはフィナルアンサーではないか!?と言えるファンド。
米国株式投資家にとっても「楽天・全米株式インデックス・ファンド」1本あれば他の選択肢を考えることもないのではないか!?と言えるファンド。
それにしても…これは他社の低コストインデックスファンドを駆逐するような破壊力を秘めているファンド・オブ・ファンドになるかもしれません。
なにしろ販売会社の収益は純資産に対して0.05%しかありません。
楽天証券と楽天投信投資顧問はグループ会社として合算するにしても0.10%(委託+販売)
この「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」や「楽天・全米株式インデックス・ファンド」を取り扱えるものなら取り扱ってみろ!という強気の価格設定すら感じてしまいます。
他社にこの2ファンドが販売されたら、例えばSBI証券や松井証券でインデックスファンドを積立投資している人が積立ファンドを切り替えるかもしれません。
そうなるとライバル会社の収入減になり、楽天投信投資顧問を通じて楽天グループにお金が流入してくる仕組みが出来上がります。
これは低コストインデックスファンドを取り扱う各販売会社にとっても脅威でしょう。
そして2017年9月14日記事作成時点で信託報酬0.23%ですが、VTの総経費率は年々下がっていますので、数年後には信託報酬が0.20%を下回ることも十分に考えられます。
これは低コストインデックスファンドの各運用会社にとっても脅威でしょう。
自分の予想ではバンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)を投資対象とするインデックスファンドはEXE-i シリーズが仕掛けてくるものだと思っていました。
Link EXE-i シリーズは投信界のPB vs NB戦争
最近、ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズから全世界株式インデックス・ファンド(信託報酬0.48%)の新規設定があったと思ったら、楽天投信投資顧問が「これ以上は考えられない!」と思えるほど低コストな全世界株式インデックス・ファンドを出してきます。
とりあえず米国上場のETF1本に投資するファンドがキチンと運用していけるのかに注目して、ベンチマークからの乖離に問題がなければ個人的にオススメファンドの筆頭候補になるポテンシャルです。
SBI証券のiDeCo(個人型DC)でも取り扱ってほしいなぁ…。
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