
バンガード・インベストメンツ・ジャパンと楽天投信投資顧問は、バンガード・グループが運用するETFを主たる投資対象とするインデックス型投資信託『楽天・バンガード・ファンド』の創設を発表しました。
参考 楽天投信投資顧問株式会社とバンガード・インベストメンツ・ジャパン株式会社、『楽天・バンガード・ファンド』の創設を発表 - バンガード・インベストメンツ・ジャパン
今後の商品ラインナップの拡充に当たっても同制度も含めた様々な投資ニーズにお応えすることを優先課題の一つとして対応して参ります。引用元:楽天投信投資顧問株式会社とバンガード・インベストメンツ・ジャパン株式会社、『楽天・バンガード・ファンド』の創設を発表
今回のプレスリリースによりますと、今後もバンガードETFを投資対象とする『楽天・バンガード・ファンド』シリーズが増えていきそうな期待感があります。
いままでバンガードはマネックス証券やセゾン投信と手を組んできました。
それらによりバンガードの投資商品が身近になってきた感はありましたが、バンガード・ジャパンと楽天投信による『楽天・バンガード・ファンド』のような低コストを前面に押し出してきたものはありませんでした。
さて、せっかく米国市場で上場されているバンガードETFが、円建てで100円から1円単位で投資できて分配金もファンド内で再投資(要は無分配)してくれる期待もある『楽天・バンガード・ファンド』ですから、このバンガードETFが『楽天・バンガード・ファンド』になれば面白いなぁ~というのをピックアップ。
『楽天・バンガード・ファンド』のファンド名称は自分が「こんな感じかな…」と予想したファンド名称ですので、将来的に同様のファンドが登場してもファンド名が同じとは限りませんm(_ _)m
楽天・新興国株式インデックス・ファンド(信託報酬0.26%) ←ファンド名
バンガード・FTSE・エマージング・マーケッツETF(経費率0.14%) ←投資対象
[委託0.05%・販売0.05%・受託0.02%・VWO管理0.14%]
楽天・米国生活必需品セクター・ファンド(信託報酬0.22%) ←ファンド名
バンガード・米国生活必需品セクターETF(経費率0.10%) ←投資対象
[委託0.05%・販売0.05%・受託0.02%・VDC管理0.10%]
楽天・米国バリュー・ファンド(信託報酬0.18%) ←ファンド名
バンガード・米国バリューETF(経費率0.06%) ←投資対象
[委託0.05%・販売0.05%・受託0.02%・VTV管理0.06%]
楽天・米国高配当株式・ファンド(信託報酬0.20%) ←ファンド名
バンガード・米国高配当株式ETF(経費率0.08%) ←投資対象
[委託0.05%・販売0.05%・受託0.02%・VYM管理0.08%]
※上記の各バンガードETFの経費率は記事作成時のものです。
こうして見ると、バンガードの経費率を含めても信託報酬が低く抑えられていることがわかります。
この手のアイデアは、SBIアセットマネジメントのEXE-i(エグゼアイ)が得意としていたものでした。
関連 EXE-i シリーズは投信界のPB vs NB戦争
EXE-iシリーズでVTに投資するファンド・オブ・ETFが登場することを期待していたのですが、楽天投信投資顧問がバンガード・インベストメンツ・ジャパンと手を組んでリリースしてきました!
「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」と「楽天・全米株式インデックス・ファンド」は楽天証券とマネックス証券で9月29日、SBI証券は10月20日に開始予定。
SBI証券だけ半月以上遅れてリリースされるのは、楽天証券にとって大きなアドバンテージ!?
もしくはSBIアセットマネジメントに隠し玉があるからリリースを先延ばししているのか!?
なんにせよマネックス証券やSBI証券が『楽天・バンガード・ファンド』を扱っても販売会社の取り分が他の低コストインデックスファンドよりも圧倒的に低い0.05%です。
さらに運用会社取り分で、ライバルの楽天グループに資金が流れる仕組みが出来上がります。
おそらく宣伝も控えめにひっそりと販売する可能性があります。
つみたてNISAは「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」を筆頭候補にする人も今後増えていきそうな予感のする注目ファンドです。
今後の『楽天・バンガード・ファンド』のプレスリリースは要チェックです♪
スポンサーリンク
関連コンテンツ