
つみたてNISAは長期投資で付き合っていく商品なので、つみたてNISA対象商品という厳選されたファンドの中でもお気に入りのファンドを選んで運用していくことが重要です。
もし自分が2018年から積立をするとして「これが良いな」と思えるファンドをいくつかピックアップしてみました。
ポイントは最長で20年も投資するのだから、いままで投資家目線で運用コストを引き下げた実績があることなど色褪せることなく魅力的でるファンドであり続けること。
他にはない唯一無二の存在であるファンドも選んでいます。
えっ!株式ファンドを最初に取り上げないの!?…という考えはとりあえず置いといて、つみたてNISAで国際分散投資を完結するとなると債券ファンドが制度上存在しない以上はバランスファンドを選択することになります。
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)は2017年設定されたのでまだ日は浅いのですが、運用のベースはSlimではないeMAXIS バランス(8資産均等型)と同様なので実績としては申し分なし。
eMAXIS Slimシリーズは業界最低水準を目指し続けるインデックスファンドなので積立開始後も新規設定されるライバルファンドを気にする必要がないのも嬉しいポイント。
楽天・全世界株式インデックス・ファンド
まだ運用開始から間もないので、第1期運用報告書を見ないとキチンと運用できているのか未知数ではあるのですが、要注目のファンドの筆頭と言っても過言ではありません。
アセットアロケーションの株式部分をつみたてNISAに充てる人には、バランスファンドより海外株式インデックスファンドのほうが良いでしょう。
その株式部分を国内・先進国・新興国などと個別に管理するより1本で完結したいという投資家にはベストの選択肢となる存在です。
投資先の海外ETFであるVTの経費率が年々低下していく傾向があるので、楽天・全世界株式インデックス・ファンドの信託報酬も同じように低下していく期待感があります。
野村つみたて外国株投信
ACWI(除く日本)投資する最安コスト(信託報酬0.19%)のインデックスファンド。
このファンドも運用間もないのですが、野村アセットマネジメントは運用が難しい新興国株式アセットクラスもFunds-iシリーズをはじめとしたファンドがあることでマザーファンドも育っています。
同じ投資対象である「三井住友・DCつみたてNISA・全海外株インデックスファンド」は新興国株式部分は100%先物運用なので、「野村つみたて外国株投信」のほうがオススメです。
ファミリーファンド方式なのでマザーファンドがしっかりしているのであれば、ファンド・オブ・ファンズ方式の楽天・全世界株式インデックス・ファンドよりも優位になるポテンシャルを秘めています。
このファンドも第1期運用報告書が楽しみです。
<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
たわらノーロード先進国株式
忘れてはいけないコスト革命を起こした先進国株式アセットクラス2本とeMAXIS Slim。
FOYで3連覇した「<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド」(信託報酬0.189%)が霞むくらい最近のインデックスファンドは信託報酬の引き下げや新規設定ファンドが目白押しでした。
それでも現在最安値は0.001%差で購入・換金手数料なしシリーズが返り咲きです。
コストだけではなく運用の質も非常に高い「たわらノーロード」も忘れてはいけない有力候補。
eMAXIS Slimシリーズは業界最低水準を目指し続けるので選んだあとは最新ファンドを気にする必要がないと言う安心感があります。
他にも気になるファンドはありますが、逆に選ばないポイントとしては
「マザーファンドが新規設定」
「信託報酬がつみたてNISA平均以上の旧来型インデックスファンド」
「変な組み合わせのバランスファンド」
「ターゲットイヤー型ファンド」
「ファンドの運用先が実物ではない先物」
「純資産残高が少なすぎる」
こんなところでしょうか。
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