
三井住友トラスト・アセットマネジメントからSMTシリーズよりも低コストなインデックスファンドが登場しました。
その名もi-SMTインデックスシリーズ!
まずは日経225(日経平均株価)と先進国株式(MSCIコクサイ)に連動した2本のリリースです。
i-SMT 日経225インデックス(ノーロード)
i-SMT グローバル株式インデックス(ノーロード)
i-SMT 日経225インデックス(ノーロード)の概要
ファンド名 | i-SMT 日経225インデックス(ノーロード) |
対象指数 | 日経平均株価(日経225) |
運用会社 | 三井住友トラスト・アセットマネジメント |
販売手数料 | なし |
信託報酬 | 0.17% (委託0.075%・販売0.075%・受託0.02%) |
信託財産留保額 | なし |
設定日 | 2017年11月24日 |
決算日 | 10月20日 |
※信託報酬の配分(委託・販売・受託)について
i-SMT グローバル株式インデックス(ノーロード)の概要
ファンド名 | i-SMT グローバル株式インデックス(ノーロード) |
対象指数 | MSCI コクサイ・インデックス(円ベース) |
運用会社 | 三井住友トラスト・アセットマネジメント |
販売手数料 | なし |
信託報酬 | 0.19% (委託0.085%・販売0.085%・受託0.02%) |
信託財産留保額 | なし |
設定日 | 2017年11月24日 |
決算日 | 10月20日 |
※信託報酬の配分(委託・販売・受託)について
考察
SMTインデックスシリーズの信託報酬引き下げではなく、新ブランドとして「i-SMTシリーズ」を新たに立ち上げました。
これは「eMaxis Slimシリーズ」と同じ手法で、既存のSMTインデックスシリーズに投資してきた人にとっては『これ以上は下げられませんよ』と言う宣告にもなります。
「SMTシリーズ」は「eMaxisシリーズ」と同じくネット証券からスタートして多くの販売会社へと販路拡大をしてきました。
それ自体は素晴らしいことなのですが、信託報酬の引き下げとなると多くの販売会社へと運用コスト行き下げへの理解と協力など1社1社お願いすることになります(販売会社の取り分が減る話なので)。
それならば販売会社を信託報酬引き下げへの理解ができている限られた販売会社に絞った新ブランド「i-SMTシリーズ」を作ったほうが話が早いという事でしょう。
個人的には先進国株式(グローバル株式)があるとは言え、2ファンドというのはインパクトが小さすぎて注目されている印象はありません。
取扱い販売会社も設定日時点ではマネックス証券でしか販売されていませんし、設定日になってはじめて販売会社の詳細がわかったという状況です。
そして「i-SMTシリーズ」が取りあえず作ってみたインデックスファンドなのか、業界最安値の運用コストを挑戦していくインデックスファンドなのか、マネックス証券以外のネット証券での取扱いについても今の時点ではわかっていません。
新ブランドとして「eMaxis Slimシリーズ」と似ているようでもありますが、「eMaxis Slimシリーズ」は度重なる信託報酬の引き下げを実行したりと投資家の気持ちをしっかり掴んでいるのにたいして、「i-SMTシリーズ」がどうなるのかはわかりません。
「SMTシリーズ」(旧STAM)は日本における低コストインデックスファンドの夜明けのような日本の投信史に刻んでおくファンドですので、「i-SMTシリーズ」もまた歴史に名を残すような素晴らしいインデックスファンドになることを期待しています。
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