
三菱UFJ国際投信が運用するeMAXIS Slimシリーズから、日本を除いた全世界株式に投資するeMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)が登場します。
運用管理費用(信託報酬)が年0.142%で2018年3月19日に新規設定されて、3月23日に楽天証券から取扱いが開始されます。
『eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)』の設定について|プレスリリース(PDF)
eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)の概要
ファンド名 | eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本) |
運用会社 | 三菱UFJ国際投信 |
対象指数 | MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(除く日本、円換算ベース) |
購入時手数料 | なし |
信託財産留保額 | なし |
信託報酬 | 0.12% (委託0.05%・販売0.05%・受託0.02%) |
設定日 | 2018年3月19日 |
決算日 | 毎年4月25日 |
※信託報酬の配分(委託・販売・受託)について
ここまで来たら(含む日本)も欲しい
先進国と新興国株式アセットクラスに連動するインデックスファンドと言えば、野村つみたて外国株投信(信託報酬0.19%)が思いつきますが、今回登場するeMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)(0.142%)は野村つみたて外国株投信(0.19%)を超える低コストを実現しています。
最低水準に設定したターゲットはEXE-iつみたてグローバル(中小型含む)株式ファンド(信託報酬0.150%)でしょう。
EXE-iつみたてグローバル(中小型含む)株式ファンドはFTSE グローバル・オールキャップ・インデックス(円換算ベース)に連動するファンド・オブ・ファンズなので、MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(除く日本、円換算ベース)を投資対象とする eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)とは少し違いますが、現状最安コストを提示しているファンドを超えてくるあたりは流石です。
eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)は素晴らしいインデックスファンドなのですが、少しだけ惜しい点を挙げるとすると「なんで日本を除いてしまったのか?」に尽きます。
eMAXISシリーズで同様のeMAXIS全世界株式インデックス(除く日本)が運用されているからSlimを作るのは簡単な作業だったのかもしれません。
だけど全世界株式インデックスファンドを望む人には「これ1本でファイナルアンサーに決まり!」というような楽ちんさも求めているところもあります。
これはこれで素晴らしいのですが、三菱UFJ国際投信さんにはeMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)の他にもeMAXIS Slim 全世界株式(含む日本)も設定してほしいのです。
ベンチマークはMSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(含む日本、円換算ベース)を参考指数にする程度でいいんですよ。
なぜなら国内株式部分はTOPIXとMSCIジャパンインデックスでは違いがありますからね。
TOPIXを投資対象とする国内株式マザーファンドは潤沢に育っていますから、いまから脆弱なMSCIジャパンインデックスでのマザーファンドを作って欲しいとまでは思っていません。(個人的な感想)
日本を含んだ全世界株式は、上記の「EXE-iつみたてグローバル」の他にも「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」がありますが、eMAXIS Slimも作ったらどうなるのか非常に興味はあります。
(追記 2018年10月16日)
eMAXIS Slimシリーズでついに…ついに日本も含む「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」が登場しました!
対象指数にキチンと連動するように国内株式アセットクラスをTOPIXではなくMSCIジャパン指数を新たに作り出した究極の一品です!
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