
出口戦略について考える機会があったので、2007年、2012年に続き2018年の40歳代の現在の心境で思考しなおしてみました。
最近は出口戦略のことをまったく考えない日々を過ごしていたのですが、考え直したキッカケとなったのがどうやら出口戦略を気にする人に限って投資をまだはじめてもいない初心者に多い意見というのではありませんか。
そんな話があった時に上手く言葉に出来なかったのですが、時間が経過したことで考え方の整理ができたのでブログで書き残します。
損をしたくないという気持ちが強すぎる
自分が投資をはじめて間もない頃を思い出してわかってきたのですが「初心者ほど損をしたくないという気持ちが強すぎる」のです。
「投資している以上、儲けることも損することもある」…これは資産運用をしていれば上がったり下がったりの連続なので当たり前の事実なのですが、「初心者ほど一円でも損をしたくない」という不安があるようです。
投資に絶対はありません。
売却したあとで株式市場が上がることで損をしたような気持ちになることもあるでしょう。
売却したあとで株式市場が下がることで得をしたような気持ちになることもあるでしょう。
どちらも本来は必要のない感情です。
リターンは思い通りにならない
現在の自分は目標●万円!というような投資の成果を考えなくなってしまいました。
投資をはじめて間もない頃を思い出してみると、現在よりもっともっと欲深かったのか具体的な数字こそないものの「目標●万円」や「配当利回りで月●万円」というような結果を期待していました。
目標をもって投資すること自体は投資するモチベーションにもなりますし良い面もあるのでしょうが、自分の場合は目先の株価や世界経済の景気動向を気にするようになって、自分の判断タイミングを資産運用に持ち込んだところ、単純にバランスファンドを積立していく「ほったらかし投資」にパフォーマンスが劣ることを身をもって経験しました。
初心者ほど出口戦略を気にしがちなのは現在になってわかるような感じです。
必要なときに必要なだけ取り崩せる精神状態が持てるほうが大事
出口戦略についてテクニカルな話を強いて書くなら「必要なときに必要なだけ取り崩す」です。
言葉にすると簡単なのですが、コスト意識や節約が染み付いているであろう取り崩し時期には、妙なケチ癖やもったいない根性で必要な時期なのにファンドを売却しない可能性もあります。
これはこれで何のために資産運用してきたのか本末転倒になってしまいますので、必要なときに必要なだけ取り崩せる精神状態が持てることが大事になります。
自動積立によるほったらかし投資で資産運用してきた結果、自分の意思で売却をしていくことが難しく感じられるのであればSBI証券の投資信託定期売却サービスを活用することも有効です。
投資信託定期売却サービスを利用することが、出口戦略の答えになる人もいるかも。
買い時は、日々の株式市場や景気などは見ないほうが上手くいくことが多かった。
売り時もまた、日々の株式市場や景気などは見ないほうが上手くいくことが多いのではないか?
そんな気持ちで自身の取り崩し時期である20年後以降を考えています。
スポンサーリンク
関連コンテンツ
カテゴリ