
eMAXISホームページのお知らせにeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の新規設定についてのプレスリリースがありました!
eMAXIS SlimではなくeMAXISのホームページに記載されています、
『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』の設定について|三菱UFJ国際投信(PDF)
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の概要
ファンド名 | eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) |
運用会社 | 三菱UFJ国際投信 |
対象指数 | S&P500(配当込み、円換算ベース) |
信託報酬 | 0.15% |
決算日 | 4月25日 |
設定日 | 2018年7月3日 |
※信託報酬の配分(委託・販売・受託)について
米国株式投資家にとってeMAXIS SlimシリーズのS&P500は想定外の吉報か
まさかこのタイミングでeMAXIS SlimシリーズからS&P500指数を投資対象にしたインデックスファンドが登場するとは思ってもいませんでした。
なぜならeMAXIS Slimシリーズは、販路拡大によって純資産残高を拡大していったeMAXISシリーズをもとにした超低コストバージョンだったので、eMAXISシリーズのラインナップにないS&P500を投資対象とするインデックスファンドが、eMAXIS Slimシリーズとしてリリースとは予想外だったのです。
直接のライバルとなるのは「iFree S&P500・インデックス(0.225%)」と「楽天・全米株式インデックス・ファンド(0.16%)」でしょう。
業界最安値としてロックオンしたのは当然ながら「楽天・全米株式インデックス・ファンド(0.16%)」となっています。
eMAXIS Slim | 0.16%(委託0.07%・販売0.07%・受託0.02%) |
楽天・全米株式 | 0.16%(委託0.05%・販売0.05%・受託0.02%・VTI管理0.04%) |
iFree | 0.225%(委託0.12%・販売0.08%・受託0.025%) |
税込みベースだと「楽天・全米株式インデックス・ファンド」のVTI管理部分に消費税はかからないので、僅差でeMAXIS Slimよりも楽天・全米株式のほうが良いように思えますが、これはほぼ同等と言える頂上決戦でしょう。
むしろeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は、対象指数が配当込みなので運用レポートを見ても他ファンドよりもわかりやすい(iFree S&P500・インデックスは対象指数を常にアウトパフォーム)という誠実さがあります。
ETFをではなく現物株式を主に投資

画像元 iFree S&P500・インデックス 2018年5月 運用レポート(月次)
上記の画像のように「iFree S&P500・インデックス」の組入銘柄のトップはETF(39.7%)
「楽天・全米株式インデックス・ファンド」はバンガードの米国ETFに投資するファンドなので基本的にほぼ100%がETFで運用されています。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の詳細は運用がはじまらないと見えてきませんが、EDINETで調べた限りでは米国の株式を主要投資対象と明記されています。
たわら男爵さんの電話取材によると現物株式運用とのことで期待がもてます。
【大改稿】スリムSP500が楽天VTIと同額で登場(7/3~)|40代でアーリーリタイアしたおっさんがたわら先進国株でベンツを買うブログ
運用の効率化のために設定されて間もない頃はETFを活用することも考えられます(有価証券届出書には上場投資信託証券に投資制限5%以下がない)が、純資産残高が安定して増えていけば相対的に現物株式の比率も多くなることでしょう。
※もちろん最初から現物株式のみの運用を期待しています
インデックス投資ナイトでも「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」は間違いなく取り上げられる
2018年6月16日にチケットが発売されるインデックス投資ナイトですが、第一部は「米国株投資と国際分散投資、どっちがいいの?」という投信ブロガー同士のトークバトルがあります。
たぱぞうさんが米国株式投資の代表として登壇するのですが、今回登場した「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」は米国株式投資の有力な選択肢が登場したこともあり追い風となることでしょう。
もちろん国際分散投資として「eMaxis Slim 先進国株式インデックス(0.1095%)」というコストが異次元レベルのファンドがありますので分散性やコスト面で見ると、個人的には国際分散投資のほうに傾いていますが。
今後の「つみたてNISA対応」や「iDeCoラインナップに追加」なども期待されますし、米国株式のS&P500指数に投資したいニーズにとって素晴らしいファンドに育つことが予想できます。
2018年7月3日にSBI証券と楽天証券から登場です。
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