
iFreeシリーズにGPIFの基本ポートフォリオに近づけることを目標とした「iFree 年金バランス」が2018年8月31日に新規設定されます。
アウターガイさんの情報で知ったので、さっそく自分もチェックしました。
新ファンドのお知らせ【iFree 年金バランス】|プレスリリース(PDF)
大和証券投資信託委託がiFreeシリーズに「GPIF基本ポートフォリオ」連動型を含む3ファンドを追加|バリュートラスト
同日付で「iFreeレバレッジ S&P500」、「iFreeNEXT NASDAQ100 インデックス」も新規設定されますが、今回はGPIFの基本ポートフォリオを目標とした「iFree 年金バランス」に注目していきます。
iFree 年金バランスの概要
ファンド名 | iFree 年金バランス |
運用会社 | 大和証券投資信託委託 |
対象指数 | なし(GPIFの基本ポートフォリオを目標) |
購入時手数料 | 現在、申込手数料を徴収する販売会社はなし |
信託財産留保額 | なし |
信託報酬 | 0.159% (委託0.0695%・販売0.0695%・受託0.02%) |
信託期間 | 無期限 |
設定日 | 2018年8月31日 |
決算日 | 毎年6月5日 |
※信託報酬の配分(委託・販売・受託)について

画像元 有価証券届出書
明確なベンチマークがないのは不安要素
GPIFのポートフォリオは、かつては国内債券に偏ったアセットアロケーション(資産配分)でしたが、最近は株式比率を上げたことにより国内外株式で50%となっています。
予想外だったのが国内債券マザーファンドが「iFree 日本債券インデックス」で採用されている「NOMURA-BPI総合指数」ではなかったこと。
「iFree 年金バランス」にはベンチマークがないこともあり、GPIFの基本ポートフォリオと乖離しているのかどうかも分かりづらいなど運用が始まってみないと見えてこない部分もあります。
各マザーファンドの資産残高は十分な規模があります。(平成30年6月29日時点)
すべてのマザーファンドが1000億円以上の純資産総額となっています。
マザーファンド | 純資産総額 |
トピックス・インデックス・マザーファンド | 143,382,853,174円 |
外国株式インデックスマザーファンド | 101,198,351,263円 |
ネオ・ジャパン債券マザーファンド | 111,477,379,874円 |
外国債券インデックスマザーファンド | 164,897,202,356円 |
GPIFの基本ポートフォリオそのままのバランスファンドはなかなか面白い存在です。
現在のGPIFは案外、4資産均等型に近い資産配分となっていますが、GPIFは定期的に資産配分をメンテナンスして配分を変更しています。
そこを良しとして、GPIF基本ポートフォリオとの連動することを好むのであれば「iFree 年金バランス」は低コストな水準のバランスファンドであることは間違いないので安心感はあります。
個人的には国内債券マザーファンドの運用手法が気になるので様子見です。
スポンサーリンク
関連コンテンツ