選択 虫めがね 決定

2018年も早いもので残り2ヶ月。そんなことを思うようになるのも投信ブロガー恒例のFOY投票の季節がやってきたからです。

投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2018」の公式サイトがオープンしています。

自分の投票スタンスとしては「今年(2018年)を振り返るの時にこのファンドは欠かせないな!」…と感じるファンドを毎年選んでいます。

もちろん「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2018」の受賞するであろうランクインした投資信託は[自分が現在積み立てているファンド]、[情報開示に熱心なファンド]、[保有コストである信託報酬を引き下げて投資家に還元したファンド]…様々な視点から自由に選ばれます。

2018年(2017年11月~2018年10月末)の注目された投資信託を振り返っていきます。

2017年11月以降に書いたファンド紹介記事


VWOを買う投信「楽天・新興国株式インデックス・ファンド」が11月17日に新規設定(2017/11/01)

eMaxis Slimシリーズの5ファンドの信託報酬引き下げで業界最低水準に並ぶ!(2017/11/07)

EXE-iつみたてシリーズが登場!全世界株と新興国株式が脅威の超低コストを実現(2017/11/17)

ニッセイ・インデックスパッケージは個性的なバランスファンド(2017/11/22)

eMaxis Slim 新興国株式インデックスが0.339%→0.190%と信託報酬を大幅に引き下げ!(2017/11/22)

野村ETFのNEXT FUNDSから国際分散投資に有用な基本アセットクラスが上場(2017/11/24)

SMTより低コストなi-SMTインデックスシリーズが登場!(2017/11/25)

DCニッセイインデックスファンド2本の信託報酬引下げ発表!(2017/12/15)

SBI資産設計オープン(つみたてNISA対応型)が設定されました(2017/12/19)

楽天・米国高配当株式インデックス・ファンド!4本目の楽天・バンガード・ファンドは米国高配当株式の登場(2017/12/23 )

日本を含む先進国株式「EXE-iつみたて先進国株式ファンド」が0.11%という超低コストで登場!(2017/12/28)

eMaxis Slim 先進国株式インデックスが0.189%→0.1095%と信託報酬を大幅に引き下げ!(2017/12/29)

祝10年!SMT(旧STAM)インデックスシリーズが設定されて10年経ちました(2018/01/10)

i-SMTインデックスシリーズにTOPIXと新興国株式が追加されました(2018/01/15)

eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)の登場とTOPIXの名称変更のお知らせ(2018/01/21)

<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(8資産均等型)が登場!(2018/01/27)

eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)の信託報酬が対抗値下げで0.209%へ!(2018/02/02)

VTの経費率が0.11%→0.10%に引き下げ!もちろん楽天VTにも恩恵!(2018/02/26)

eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)が2018年3月19日に登場!それでも欲しいのは。。(2018/03/05)

eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)が0.209%→0.16%と信託報酬を大幅に引き下げ!(2018/03/16)

eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)が登場!これは(・∀・)イイ!!(2018/03/17)

上場インデックスファンドが株価指数先物取引から現物株式による運用へ変更(2018/04/24)

楽天・インデックス・バランス(DC年金)が登場!資産形成後のスイッチング有力候補ファンドか!?(2018/05/10)

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)が2018年7月3日に登場!(2018/06/16)

超低コストはニッセイ!購入・換金手数料なしシリーズ6ファンドの信託報酬を発表!(4回目)(2018/06/30)

eMAXIS Slimシリーズの3ファンドがニッセイに対抗して信託報酬を引き下げへ!(2018/07/04)

楽天・バンガード・ファンドに楽天・インデックス・バランス・ファンド(株式重視型・均等型・債券重視型)が追加!(2018/07/05)

ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ(SSGA)の低コスト海外ETFが登場!(2018/07/16)

GPIFの基本ポートフォリオを目標とした「iFree 年金バランス」が登場!(2018/08/22)

iFreeレバレッジ S&P500、iFreeNEXT NASDAQ100 インデックスが2018年8月31日に登場(2018/08/22)

SBIインデックス・ファンド(愛称 雪だるま)の紹介(2018/08/28)

<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドの純資産残高が1000億円を突破しました!(2018/08/31)

セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドの運用管理費用(信託報酬)が引き下げられました(2018/09/15)

SBIグローバル・バランス・ファンドが登場しました(2018/10/05)

マネックス資産設計ファンドの信託報酬引き下げとiDeCo採用&指定運用方法に選定(2018/10/13)

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の登場!日本を含む全世界株式の決定版が2018年10月31日設定(2018/10/16)
※日付は新設ファンド設定日やコスト引下げ日などではなく記事作成日

2018年は落ち着くどころか競争が激化


こうしてみるとSBIインデックス(旧EXE-iつみたて)の登場やニッセイなどの保有コストである運用管理費用(信託報酬)の引下げ→eMAXIS Slimが速攻で対抗するという図式が明確になっているのがわかります。
発表から施行日までの間に「eMAXIS Slim」の引下げのプレスリリースが届いて、ライバル運用会社は何度も悔しい思いをしたことでしょう。

その中でも唯我独尊で楽天投信の「楽天・バンガード・ファンド」は、足りないピースを埋めていっている印象があります。

今年はインデックスシリーズの元祖とも言うべきSMT(旧STAM)インデックスが設定されて10年が経過しました。
「マネックス資産設計ファンド」の信託報酬引き下げとiDeCo採用や、「<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド」も1000億円を突破するなど、新規設定されたファンドのみならず以前からあるファンドにも脚光を浴びる機会が多かった印象です。

2017年は「つみたてNISA」誕生に向けていくつものファンドが登場してきたので、2018年は少なめかな…と感じていました。
実際、少ないのかもしれませんが今年登場したいくつかのファンドは10年先でも輝き続ける普遍的な人気を獲得するのではないかというストライクゾーンど真ん中の投資信託も登場しています。

その中でも「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2018」の対象となる投資信託になる『2018年10月31日までに設定された投資信託(ETF含む)。』にギリギリ間に合わせてきた「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」が、期待度の高さだけでどれだけ票を取りにいけるのかが大注目と言ってもいいでしょう。

前回の受賞ファンドである「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」が連覇できるのかどうかも注目で、1回目となった運用報告書の結果から票がどのように流れていくのかも注目のひとつ。
マイナス要素→運用報告書で見えてきた見えないコスト(参考記事
プラス要素→レポートを出して解説した誠実さ(参考記事

10人の投信ブロガーがいれば10人それぞれのこだわりがあるので、毎年「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year」の結果発表には驚きがあります。

投信ブロガーは日々の仕事で疲れているかもしれませんが、どのファンドに票を入れるのかの選定と投票報告記事作成に向けて画像収集も忘れないように(笑)

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