
生活防衛資金の我が家の考え方を紹介します。
生活防衛資金とはリストラで失業したり、ケガや病気で入院した場合のように、普段の生活にはない急な支出にたいしての生活費のことです。
家族構成や必要と考えている金額など、生活防衛資金については10人いれば10人の解釈がありますので、我が家の現時点における生活防衛資金のことを書いていきます。
WATANKOさんの記事生活防衛資金で守るのは家族の生活ですか?それとも投資の元本ですか?を読んで「そう言えばキチンとブログで書いたことないなぁ〜」と思ったのがキッカケです。
生活防衛資金と投資資金を別にして両方とも積立
我が家の生活防衛資金には独特のルールがくつかあります。
家庭の事情や性格(マメ・大雑把など)によっても生活防衛資金の解釈に幅がありそうなので、我が家の場合という感じで読んでみてください。
さて、我が家の場合なのですが生活防衛資金の目標金額をキチンと決めていません。
もしも自分がひとり暮らしだとして賃貸ではなく持ち家ならば、自分ひとりの生活が食費や光熱費を含めても月10万円以下に抑える自信があるので、生活防衛資金は生活費3ヶ月分と目標を決めると30万円以下で満たされてしまいます。
でも、実際は家族がいます。自分以外のことはコントロールできません。生活防衛資金はいくらあっても「これなら安心だ」という感覚がないのです。
つみたてNISAやiDeCoを毎月積立しているように、生活防衛資金も毎月積立しています。
投資をはじめてから生活防衛資金のことを知ったのもありますが、生活防衛資金を貯めてから投資をはじめたのではなく、投資をしながら同時進行で生活防衛資金を貯めています。
目標金額がないので、積み上がった生活防衛資金の余剰金から投資資金へのシフトはしてません。(余剰金という感覚がない)
相場急落時に立ち会ったとしても、生活防衛資金から投資資金へシフトしての追加投資も考えていません。これを許してしまうと、生活防衛資金の概念が変わってしまうので自主規制しています。
「いまが買いどきだから、向こう6ヶ月分の積立資金を生活防衛資金から注いで、使った分は6ヶ月間、投資資金から生活防衛資金に積立して戻せばいいや」
例えば上記にあるようなことはしていません。する予定はいまのところありません。
※人それぞれなので投資戦略としての活用法を否定はしません
以前はリバランスによるファンドの売却から現金になる空白の期間の穴埋めに生活防衛資金を一時的に活用したことがありますが、バランスファンドによる資産運用になってからは、空白を埋める用途での使い方がなくなったので、現在は生活防衛資金と投資資金は完全に別のものとして積立しています。
日常生活で生活防衛資金はけっこう使っています
投資資金として生活防衛資金は使わないのですが、生活面では割と簡単に生活防衛資金に手を出しています。
もちろん個人的な物欲のために生活防衛資金に手を出すことはダメですよ。
子育てをしていて気付いたことに学校に行ってるとかなりの頻度で集金袋を持ってくることがわかりました。
教材費、遠足、社会科見学、集合写真や記念写真、卒業関連(アルバムや活動費)、習字道具、裁縫道具、彫刻刀、体操服、制服、カバン、部活に必要な用具、部活で揃えるのユニフォーム、部活で揃えるウインドブレーカー…
ほんの一例ですが、子どもが2人いると、大金ではないにしろ予定外の出費があるものです。
他にも持ち家ですので、家の修繕費もありますし家電の買い替えもありました。
そういう予定以外(生活費の上限以上)の出費に対して、手元(財布)に現金がない場合に生活防衛資金は気軽に活用しています。
気軽に生活防衛資金を活用できる理由は、毎月積み立てることで生活防衛資金を補充できているからです。
例えばエアコン・洗濯機・冷蔵庫・炊飯器が同時に壊れて生活防衛資金から30万円を使っても、月3万円を補充しているのなら10ヶ月で元に戻ります。
現金で持っているのが我が家流
生活防衛資金を意識して貯めてから出来上がってきた習慣で、銀行口座に預金しているのではなく家に現金で置くことになりました。
急に必要なお金は、思った以上に急に現金を必要とするのです。
(おい!子ども!夜に集金袋を出して明日の朝が提出期限は嘘だろ!!)
10万円以上の金額が金利もなく家で寝ているには「もったいない」ようにも感じますが、家にお金を寝かしていて気付いたことに生活防衛資金が家にあると心の安定に繋がるのです。
もちろん人によっては家を出て歩いて30秒もしないでコンビニがあるような場合は、ATMで引き出す事も容易いので銀行口座に預金していくほうがいいかもしれませんが。
仮に生活防衛資金が100万円を超えるような規模になると、火災などで1万円札が焼失する怖さもあるので再検討も必要でしょうが、貯めながら使ってもいる現状では、いまのところ増えすぎた生活防衛資金の心配をする必要がありません。
家族にも秘密な生活防衛資金がある
じつは生活防衛資金の存在自体は家族が知っていても、家に置いてある場所や全額は知らないはずです。(知っていて知らないフリをしているかもしれませんが)
別に信用していないわけではありません。
「いくら持ってるの?」と聞いてくることもないので敢えて教えていないだけです。
逆に妻の「へそくり」も自分は知りませんし聞いたことがありません。
普段の生活で浪費癖がないので、お金の面では(たぶん)信用されているのかもしれません。
もしも個人的な物欲のためにコッソリと自分しか知らない生活防衛資金に手を出してしまうと、それはもう「生活防衛資金」ではなく「へそくり」でしょう。
生活防衛資金を貯めてきたことでわかってきたことに、自分事で生活防衛資金を必要としてきたことがまったくないです。
ほとんどが家の修繕や家電製品の買い替えと、家族(主に子ども)に関わることでチョットした金額が、ちょいちょい発生して急なお金が必要になるケースが多いことです。
もちろん、これから先に生活防衛資金の本来の目的である病気や失業などによる現金の必要性があるかもしれませんが、わからないものを気にしすぎても仕方がないことですし、生活防衛資金を確保していることで心の安定が保たれているのも事実。
高額療養費制度あってほんと助かった。 pic.twitter.com/o9yJPfNllS
— 星狩り@Tonberry鯖❖ (@GoingMyWay2003) 2018年11月6日
上記ツイートにもあるように、病気については社会保険や国民健康保険に加入していれば高額療養費制度があることを知っておくことも重要でしょう。
失業についても雇用保険に入っているのなら失業給付金もあります。
サッカーに例えると
GKが保険(社会保険・雇用被験・民間の保険)
DFが生活防衛資金くらいなイメージです。
生活防衛資金とは家族を守る城壁なんです。
今後は子どもの進学だってあるし、私立か県立かで必要な金額も違ってくるでしょう。
子どもが社会人になって自立したら生活防衛資金については再検討するかもしれませんが、現状はこんな感じです。
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