固定 変動 分かれ道 債券

ポートフォリオにおける国内債券部分は、キャッシュ(債券の代用)で持つべきか個人向け国債(変動10年)で持つべきか投資信託で持つべきか様々な考え方があります。

自分の場合は、バランスファンドの中で国内債券アセットクラスを保有しているので、投資信託で保有しているという形になります。

国内債券アセットクラスが投資信託だと保有コスト分がもったいない


もともとポートフォリオ内でキャッシュで多く持っていた人にとって、国内債券アセットクラスを投資信託で持つメリットがないのかもしれません。

最近の低金利によって国内債券そのものを保有している意味を持たなくなっているという考えもあります。
そのままキャッシュで持つか、キャッシュより多少なりとも金利が欲しい人にとっては、元本保証である個人向け国債(変動10年)がベストな選択でしょう。

投資信託には運用管理費用(信託報酬)が発生するので、ただでさえ低い金利にコストがかかるので期待されるリターンはスズメの涙のようなものです。
そう考えると、自分が実践している投資信託による国内債券部分に違和感があるかもしれません。

なぜ投資信託で国内債券アセットクラスを持っているのか?


それではなぜ投資信託で国内債券部分を持っているのか?

投資信託のメリットとして毎月自動で積立投資ができるところがあります。
そして分配金再投資というシステム!最近のインデックスファンドでは、分配金を0円にしてファンド内部で再投資している投資信託も増えてきました。

自分は投資信託に自動で備わっている様々な楽ちん機能を非常に気に入っています。
最初に投信積立設定を済ませてしまえば、ほったらかし投資で毎月一定金額を国内債券部分に積立してくれます。

さらに自分の場合は、バラ売りの国内債券ファンドではなく、バランスファンドの中での国内債券部分の保有になっています。

自分にとって理想のポートフォリオとは少し違うのかもしれませんが、そもそも自分にとって何が理想のポートフォリオなのかすら答えは見つからないのであるのなら、均等配分やGDP比率・時価総額比率・GPIF比率などザックリとした配分で持っていても結果に大差はないと思っています。

途中であれこれ考えて投資戦略を変えていくよりは、一度決めた配分(自分の場合は運用会社が用意したアセットアロケーションですが)を愚直に継続していくほうが投資の世界では成功することも多いのです。

債券不要論には慎重派です


資産運用に債券は要らないという考えの投資家も一定数います。

ポートフォリオの中で国内債券を入れることは何がいいのかと言うと、「頭と尻尾はくれてやれ」という格言の「頭」と「尻尾」の出過ぎた鋭利な部分を、国内債券部分がカットしてくれる機能があるのです。

上の時は下に、下の時は上にという、国内外株式アセットクラスに逆相関な関係になってくれる伝統的資産は国内債券アセットクラスしかありません。(逆相関だけなら金もあるけどリターンがよろしくない)

相場が加熱しすぎた部分にとっては、膨らんだ株式部分から国内債券に比率が行きます。逆に株価が急落した時期では、国内債券部分から株式部分へのリバランスが行われます。

バランスファンド全体のリスクを下げるためと上手くリバランスが上手く機能するために、国内債券アセットクラスはどうしても必須になっているのです。

バランスファンドが好きな理由につながっています


自分がバランスファンドを気に入っている理由のひとつにリバランスが自動的に行われることです。

手動でリバランスを行なうと相場の谷や山が来るたびに「うまくリバランスしてやろう!」という気持ちが抑えられなくなる可能性があります。そしてその気持ちはたいてい悪い結果になっていました(゚∀゚)

自分のような全自動リスク調整機能をバランスファンド内の国内債券に求めないのであれば、ひとつのアセットクラスとして国内債券でリターンを得ることを目的としている人にとっては、個人向け国債(変動10年)が一番いい形になるのではないでしょうか?

他には、暴落時における追加投資などアクティブに相場を考えてる人にとっては即座に投資ができるキャッシュで保有していることもいいでしょう。

楽ちんさを追求した結果がバランスファンドの中の国内債券保有


投資信託で国内債券アセットクラスを持つことのメリットは、一度仕組みを作ったら毎月一定金額を自動で積み立ててくれる仕組み。
それと金利を受け取った後の再投資の仕組みが、投資信託には備わっているところ。

誰にでも万能な答えではありませんが、楽ちんさを追求した結果、自分のようなズボラな人間でも継続できる仕組みを追求した結果、バランスファンドによる資産運用になりましたし、バランスファンドに国内債券部分があることがけっこう重要な意味を持っていて自分は気に入っています。

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