
バンガード・グループの創業者で「インデックス・ファンドの父」と呼ばれるジョン・ボーグル氏が死去されました。
謹んでお悔やみ申しあげますとともに、心からご冥福をお祈りいたします。
「インデックス・ファンドの父」ボーグル氏死去|日本経済新聞
バンガード創業者のボーグル氏が死去 89歳|WSJ
ボーグル氏は75年にバンガードを創業。アクティブ運用が主流だった時代にインデックス投信が優位と信じ、翌年に「S&P500インデックス・ファンド」を業界で初めて売り出した。
運用手数料を低く抑え、しかもノーロード(販売手数料無料)という投信業界の革命ともいえる運用・販売手法を導入。業界では「愚行」ともいわれたが、インデックス・ファンドは現在では世界の株式市場で最も投資家の資金を集める金融商品となった。
「インデックス・ファンドの父」ボーグル氏死去|日本経済新聞より引用
日本経済新聞にジョン・ボーグル氏の功績が書かれています。自分を含め、このブログをはじめとしたインデックス投資界隈のブロガーはジョン・ボーグル氏の功績がなければ出会うことすら叶わなかったことでしょう。
もしもジョン・ボーグル氏のアイデアのもとでインデックスファンドの運用と販売がなかったとしたら、バンガードが創業されなかったら、世の中にインデックスファンドが存在することもなくアクティブファンドだけの世界だったかもしれません。
米国から遠く離れた日本でも、現在はバンガードに倣えと投資費用の抑制に取り組むコスト革命が起こり運用会社による手数料戦争が起こっています。
ジョン・ボーグル氏は亡くなっても、インデックスファンドは時代を超えて永久に残り続けることでしょう。
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晩年のボーグル氏は「米国が最良の投資先だと考えている」とコメントされていました。興味深いのは「シンプルな賭けだ」とも述べていたことです。
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