
昨年末あたりから株価変動が大きく、専門家の話ではコンピューターの自動注文による機械取引が下げ増幅の理由という記事を拝見しました。
乗っ取られた市場 株価は機械が決めるのか|日本経済新聞
結論としては、どれだけ株式市場が高速化してもするべき行動は変わりません。
投資判断はヒトがするが、注文処理は機械という例もある。実は大手の投資家も「手足」は機械任せの場合が多く、東証に入る注文の8~9割は機械経由だ。理由は処理スピードの速さ。例えば海外に本拠を置く高速取引業者(HFT)は1000分の1秒、100万分の1秒の単位だ。ヒトがまばたきする0.1秒よりはるかに速い。
乗っ取られた市場 株価は機械が決めるのか|日本経済新聞より引用
最近はAIという言葉をよく見聞きしますが、機械取引(アルゴリズム取引)は、ここ最近だけの話ではなくリーマンショックのあった10年前でも売買が高速化された機械取引はありましたし問題化されていた記憶があります。
機会取引による売り指示が売り指示を続けてしまうフラッシュ・クラッシュ的な暴落は、今までもありましたしこれからも市場に居続ける限り何度も経験することでしょう。
市場での取引が1000分の1秒、100万分の1秒の単位と、どれだけ高速化しようとも、国際分散投資による積立投資においては何も変わることはありません。
機械取引によって価格と価値に乖離があるのなら高速で解消してもらいましょう。乖離を解消できる機械取引をした業者には利益があって然るべきです。
個人投資家はその域では勝ち目はないので、売買手数料がかからないようにゆっくりのんびり積立投資していくほうがいい。
機械取引によって株価が乱高下していることすら気付かないくらいほどに、株式市場と距離を保っている方が健全です。
参考リンク・関連記事など
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