プライスダウン 値下げ 引き下げ 費用

野村アセットマネジメントが運用するDC(確定拠出年金)専用投資信託14本の運用管理費用(信託報酬)が引き下げられることになりました。

外国株式こそ業界最安値には達していませんが、他のアセットクラスでは業界最安値という水準となっています。

野村アセット、DC投信の信託報酬下げ

野村アセットマネジメントは6月から7月にかけて確定拠出年金(DC)向け投資信託の信託報酬を引き下げる。下げ幅は最大0.1%で、国内株式型など一部では業界最低水準になる。企業が採用商品を選ぶ際にコスト

このたび、加入者の皆様が、よりリーズナブルに長期投資を実践していただけるよう、DC専用ファンドのうち残高の多い以下14のインデックス型運用ファンドの信託報酬率を引き下げることとしました。引き下げは、対象の各ファンドの目論見書改訂に合わせて、2019年6月および7月に行います。

確定拠出年金向けファンドの信託報酬率引き下げについて|野村アセットマネジメント(PDF)より引用


残高の多いインデックスファンドの信託報酬率を引き下げるとのこと。eMAXIS Slimに対しての皮肉にも感じるのは自分だけ!?

カテゴリファンド名引下げ後引下げ前適用日
国内債券野村国内債券インデックスファンド・NOMURA-BPI総合(確定拠出年金向け)0.12%0.16%6月18日
野村DC国内債券インデックスファンド・NOMURA-BPI総合
国内株式野村国内株式インデックスファンド・TOPIX(確定拠出年金向け)0.14%0.19%7月23日
野村DC国内株式インデックスファンド・TOPIX
外国債券野村外国債券インデックスファンド(確定拠出年金向け)0.14%0.21%7月23日
野村DC外国債券インデックスファンド
外国株式野村外国株式インデックスファンド・MSCI-KOKUSAI(確定拠出年金向け)0.14%0.22%6月18日
野村DC外国株式インデックスファンド・MSCI-KOKUSAI
バランスマイバランス30(確定拠出年金向け)0.14%0.22%6月20日
マイバランスDC300.23%
マイバランス50(確定拠出年金向け)0.24%
マイバランスDC500.22%
マイバランス70(確定拠出年金向け)0.23%
マイバランスDC700.24%
※信託報酬は税抜き表示

業界最低水準を目指し続けるeMAXIS Slimシリーズが、今回の野村アセットマネジメントのDC専用投信でも発動されるのか注目されます。

eMAXIS Slimシリーズでは「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」が以前「SBIインデックス・ファンド(旧 EXE-iつみたて先進国株式ファンド)」の登場時に、対象指数が違う海外ETFに投資するファンド・オブ・ファンズでも引き下げた経緯があります。

追記 2019年5月13日野村アセットマネジメントDC専用ファンド14本の信託報酬引き下げを受けてeMAXIS SlimシリーズもiDeCoファンドでも追随して4ファンドの引き下げを実施しました!

確定拠出年金(DC)向け投資信託でも、業界最低水準を目指し続けるeMAXIS Slim砲が発射されるのか注目されます。
eMAXIS Slimシリーズは確定拠出年金(DC)向け投資信託ではありませんが、iDeCoでもネット証券を中心に販路が拡大されていますので可能性が高そうです。

今回の話題に関連の強い過去記事や参考リンクなどを紹介。

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運用管理費用(信託報酬)の引き下げとなると、真っ先に思いつくのがeMAXIS Slimは対抗してくるのか?当たり前のように感じるこの安心感は他社にとっては驚異でしょう。

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今回の野村DC投信のように、残高が多くなったことで信託報酬の引き下げを行い投資家に還元するのが真っ当です。Smart-iインデックスはその点を評価しています。

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