
2019年4月30日をもって平成が終わります。
昭和から平成になったのは自分が中学生の頃でしたので、時代が変わる瞬間を迎えるのは2度目ということになります。
その後は失われた10年や失われた20年と言われたように、日経平均株価が右肩下がりに長く大きく下落していきます。
このおおよそ30年間で、当ブログのテーマでもある資産運用がどうなっていったのか振り返ってみました。
そもそも資産運用をまともにできるようになったのはここ10年
平成が始まった頃はまだ中学生だったので、当時の資産運用を知る由もありません。
ただ平成は1989年1月8日からはじまったのですから、1989年と言えば当時はバブル絶長期だったのは間違いありません。
その頃は学校にゲームボーイ(画面はモノクロ)を持ち込んで、休み時間にテトリスをしていたのが問題になっていたものです。
平成が始まった頃のバブル絶長期と言えば、投資信託による資産運用という環境は乏しく実物不動産への投資や個別株投資などによる財テクブームをニュースを見たものです。
他には当時の日本は高金利だったので、定期預金や保険商品でもいい商品がありました。羨ましい。。。
日本で最初のETFが東京証券取引所に登場したのは1995年です。けっこう最近!?
祝10年!SMT(旧STAM)インデックスシリーズが設定されて10年経ちました
三井住友トラスト・アセットマネジメントが運用するSMTインデックスシリーズは、2008年1月9日に設定されたので運用開始から10年が経過しました。当初は住信アセットマネジメントという会社でSTAMインデックスシリーズという名称です。SMT(旧STAM)インデックスシリーズ!運用開始から10年おめでとうございます♪...
まともな低コストインデックスファンドが定まらない中で、個人投資家にとって各アセットクラスに低コストなインデックスファンドを揃えたSMT(旧STAM)インデックスが登場したのは2008年でした。
このころから日本でも本格的にインデックス投資ができる環境が揃っていきます。
平成のうちに資産運用の環境は満たされてきた
2008年にSTAM(現SMT)インデックスシリーズが誕生してからの進歩は凄まじい。
国内外の株式や債券などの基本的なアセットクラスは十分に低コストなインデックスファンドが各運用会社から出揃っている状況です。
販売会社を見ても、昔はインデックスファンドを買うにしても新興国株式では販売手数料を取るなどまだまだ投資環境が不十分でした。
楽天証券の投信積立注文に楽天カードクレジット決済が爆誕!楽天スーパーポイントが1%付与され投信に再購入も可能!
楽天証券では、2018年10月27日から投資信託の積立注文に楽天カードクレジット決済を利用すると、積立金額の1%に楽天スーパーポイントが付与されるという神サービスを発表しました!投信積立で楽天カード決済が可能に!2018年10月27日スタート!|楽天証券プレスリリース投信積み立て、楽天証券が参入 ポイント還元で初心者獲得|日本経済新聞詳細を見ると、付与された楽天スーパーポイントが投信積立に活用できるとありますので、...
いまではノーロード(販売手数料なし)は当たり前で、クレジットカード決済にすればポイントが付与されるというキャッシュバック状態です。
本屋でマネーコーナー(資産運用関連)をチェックしても、昔は株価チャートの本や会社四季報などの情報から個別株企業の掘り出し物を見つける類が多かったのですが、最近はインデックス投資関連の書籍のほうが多く見るようになりました。
これは金融庁主導による「つみたてNISA」や「iDeCo」など税金が優遇されるお得な制度の後押しも大きいです。
ここまで成熟すると新時代の資産運用は大きな変化はない
十分に低コストなインデックスファンドが出揃い、税制優遇制度もあり、無料が当たり前な販売会社(主にネット証券)と環境がよくなった現在。
ここまで成熟すると、新時代の資産運用では大きな変化はないのが自分の考えです。
思い描いた理想的な環境はほとんど実現されていて、ここから先は基本的な投資商品ではなく、求めるとよりマニアックは方向ばかりになってしまいます。
もちろん、現状では知っている人だけが利用をするだけで、投資や資産運用に強い興味をもってない層にとっては知ることもありません。
そしてその層のほうが現状では多数派です。
新たらしい時代は、投資商品が進化するよりも、投資環境が大衆へ普及する時代となるのではないでしょうか?
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