生存 サバイバル 生き残り

毎年この時期になると、S&P ダウ・ジョーンズ・インデックスが日本のアクティブに運用している投資信託を評価するSPIVA日本スコアカードを公開しています。

「SPIVA®日本スコアカード」の2018年版が公開されました

S&P ダウ・ジョーンズ・インデックスは2018年12月末時点のSPIVA® 日本スコアカードを公開しました。SPIVA® 日本スコアカード(PDF)SPIVA日本スコアカードでは、日本のアクティブファンドが対象ベンチマークに対してのパフォーマンスを評価しています。...


分析資料の中に1年・3年・5年・10年の運用期間における「ファンドの生存率」が掲載されていたのでグラフと表にして保存メモしました。
株式に投資する投資信託を分析しているので、債券・REIT・コモディティファンドなどはありません。

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カテゴリ1年3年5年10年
日本の大型株ファンド93.9587.7479.9462.61
日本の中小型ファンド96.7386.4580.5656.8
全ての日本株ファンド94.7587.3580.1360.7
米国株式ファンド96.1589.980.5650
グローバル株式ファンド96.4383.6372.1957.26
国際株式ファンド95.2488.6884.3166.67
新興国株式ファンド87.6475.956053.57
全ての外国株式ファンド94.5684.3372.8857.87
※単位は%

年を追うごとに生存率が低下していくのは当たり前ですが、すべてのカテゴリで10年の長期運用となるとアクティブファンドの3分の1以上が償還されています。

もちろん、まったく純資産残高が伸びずに売れていないでアクティブファンドをだらだらと生存させていても採算が合わないことはわかります。

でも、そういうアクティブファンドに限って最初に多く売れればいいような販売手数料目的の短期売買で作られた投資信託に思われても仕方がありません。

10年経過後の最適なファンドの生存率がどれほどなのかはわかりません。
国際比較をしてみて、諸外国と同じになれば良いという単純なことでもないでしょう。

ただ、新規設定された瞬間から「これ?誰のための投資信託!?」と疑問を持つような投資信託を量産するのではなく、「ここの運用会社と言ったらこれだよね!」とパフォーマンスや投資理念で存在を出していけるアクティブファンドを厳選して設定して大切に育てていけば、ファンドの生存率は飛躍的に向上すると感じています。

長寿投信が好成績になる傾向から見えてくる投資の鉄則

NIKKEI STYLEのコラムに、運用年数の長い投資信託は市場平均と比較して良い成績になるというコラムがありました。長寿投信の運用、8割が好成績 20年間で平均271%|マネー研究所|NIKKEI STYLE...


設定が古い長期投資されてきたアクティブファンドには、パフォーマンスが良好な投資信託を多く発掘できるかもしれませんが、その長期の期間中に多くのアクティブファンドが償還されて無いモノとして処理されてきたファンドを忘れてはいけません。

質の高いアクティブファンドが多くなることは誰もが望むところ

日本経済新聞の投信コラムに、運用会社に助言をする独立系の投資顧問会社のインタビューがありました。(外部リンク)普段ブログではインデックスファンドの紹介ばかりしていますが、アクティブの集合体が市場平均となるインデックスだとすると、アクティブファンドとインデックスファンドは表裏一体の関係です。「天才はいない」エンジェルジャパン(運用の達人)投資信託の運用を担うファンドマネジャーは、目まぐるしく変化する...


普段はインデックスファンドやバランスファンドによる国際分散投資の積立を紹介していますが、アクティブファンドの集合体が市場平均に繋がる関係から、生存率の高いアクティブファンド…質の高いアクティブファンドが増えていくことを望んでいます。

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