
日本経済新聞社が日経平均株価の225銘柄の中から海外売上高比率を用いて50銘柄を選ぶ新指数「日経平均内需株50指数(日経内需株50)」と「日経平均外需株50指数(日経外需株50)」の公表を2019年4月15日から開始します。
参考 「日経平均内需株50指数」「日経平均外需株50指数」の公表開始について|日経平均プロフィル(PDF)
「日経外需株50」と「日経外需株50」の主な特徴主な特徴
- 市場代表性の高い日経平均株価の構成銘柄(225銘柄)が選定の対象
- 銘柄の選定には海外売上高比率を使用
- 年1回、10月末に定期見直しを実施
- 「等ウエート方式」、ただし相対的に流動性の低い銘柄ウエートを調整
- 単位はポイントで表記
- 指数は当面は終値ベースで算出。過年度は2001年末を起点(10,000)として遡及算出し、過去の様々な状況を映した長期分析を可能に
2001年末起点以降の試算値

画像元 「日経平均内需株50指数」「日経平均外需株50指数」の公表開始について|日経平均プロフィルより抜粋(PDF)
分析ツールとしての内需株・外需株比較が面白そう
投資商品としての新指数「日経平均内需株50指数(日経内需株50)」「日経平均外需株50指数(日経外需株50)」のインデックスファンドが新規設定されても買わない予定ですが、内需株と外需株を見る指数というのはチェックすると新たな発見がありそうです。
現在、業種別ETFを用いて国内株式の動きを見ていますが、内需株と外需株という2種類でザックリ分けて見てみるのはシンプルだし何らかの法則性(不景気時期の内需株上昇など)を見つけ出せそうです。
資産値の過去グラフ(上記画像を参照)を見てみると、為替要因があることから日経平均外需株50指数(日経外需株50)のほうが他の参考指数よりもボラティリティ(価格変動)が大きいことが確認できます。
ボラティリティ 小 → 大
日経内需株50 → 日経平均株価 → 日経外需株50
これは今後も変わらない性質と言えそうです。
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日経内需株50は電力・ガスなどを含んでいることから、間接的にディフェンシブ銘柄投資をすることもできそうです(ETFやインデックスファンドが登場すればの話)。
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