
国内株式の市場平均であるTOPIXとTOPIXを業種別にしたETFを毎月チェックしているのですが、リターン・リスク(標準偏差)の他にシャープレシオを追加しました。
投信の比較に用いる代表的な指標のひとつとして、運用で取ったリスクに見合うリターンを上げたかどうかを測る「シャープレシオ」がある。数値が高いほど「より小さいリスクでより大きなリターンを上げた」ことを意味し、運用効率がいいことを示している。
運用効率を測るシャープレシオ(気になる投信用語)|日本経済新聞
このカテゴリでは、測定期間を10年で毎月チェックしていきます。
10年リターンや10年リスク(標準偏差)は毎回あまり変動のない順位となっている傾向があるので、シャープレシオも同様に毎回大きな変動は起こらないと予想しています。
10年シャープレシオは思ったより変化がないことを確認するために毎回チェックするのかもしれません(;・∀・)
2つばかり注意点。
シャープレシオの計算方法は正式には以下のようになります。
シャープレシオ=(リターン-無リスク利子率)÷リスク
ただし、このカテゴリでは無担保コール翌日物や国債などで求める無リスク利子率を省略してリターン÷リスクで計算しています。
結果はほぼ変わらないし、無リスク利子率を使わなくても順位に違いがないからです。
もう1つ注意するべきポイントとして、リターンがマイナスだとシャープレシオは悪い結果のほうが順位が上になってしまうのです。
マイナスリターンが同じ場合、リスクが大きいほうがシャープレシオが本来ならば悪い(小さい)はずですが、シャープレシオの値はリスクが小さいほうがシャープレシオが大きくなってしまいます。
期間を10年で測定しているので、いまのところ業種別で1本しかマイナスリターンはありませんが、今後の景気動向によってはマイナスの世界になってから見辛いグラフになる可能性があります。
とりあえずマイナスリターンを出したシャープレシオについては非表示で対応します。
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