
宝くじや競馬などの公営ギャンブルで一攫千金できた人は、散財してしまってお金が残らないものです。
もちろん娯楽のひとつの楽しみとして、競馬や宝くじを否定するわけではありません。
自分の自由に使えるお金の範囲内でのギャンブルを否定することもありません。
最終レースで一発当てて今日の損を取り返そうとする人は、運良く当たって今日は儲けて帰れたとしても、早かれ遅かれギャンブルで全額使い切ってしまうものです。
そこで「コツコツ貯められた人はドカンと使わない説」があるのではないかと言う話。
一見すると羨ましい限りの運が良い人に見えますが、急にお金を手にした人の末路ではお金が残らないを通り越して借金までしてしまう話も多く見聞きするものです。
なぜ「コツコツ貯められた人はドカンと使わない説」を思いついたのか?
コツコツ貯めている期間のうちに、収入の範囲内で生活ベースを築いたり、無理のない程度に節約を実践できたりと、日々パチンコなどで給料日の数日後には給与が残らないような生活をしている人と比べると貯蓄体質が出来上がっています。
そういうコツコツ貯める日々を送った人は、いざ目標の金額に達したからと言って貯まったお金をドカンと使うのか…起業のような使うべき目標が決まっている物ならいざ知らず、資産運用としてコツコツ貯めてきた大半の人は、おそらくコツコツと計画的に使っていくように感じます。(←自分がそんな感覚だから)
そう考えるとコツコツと積立投資をしている日々は、単純に資産を築いているだけでなく、資産を築いたあとの使い方までを同時進行で学んでいるのです。
これはギャンブルで偶然獲得できた大金とは違う積立投資のメリットに感じます。
積立のメリット 積み立ててきた金額を持つにふさわしい器まで育ててくれる
老後に2000万円が足りないというフレーズを見てから世間の反応(マスコミ経由ですが)を知るようになって気付いたのですが、毎月コツコツと積み立てることのメリットに自分がその積み立ててきた金額を持つにふさわしい器まで育ててくれていることがあるように思えてきました。...
インデックス投資界隈を見渡しても、(おそらく)目標資金に達してる人であったりアーリーリタイアしている人も見るようになりました。
最近はご無沙汰ですが、イベントなどでブロガーさんやツイッタラーさんと交流することもありますが、積立投資をしている人、積立投資で資産を築いた人に共通して感じることがマネーリテラシーが高いということ。
マネーリテラシーといっても、お金の知識の量であったりお金のうまい運用方法という高度な話ではなく、シンプルに収入の範囲以上に支出をしないなど借金をしない体質が出来上がっているだけなんです。
もしかしたら一見簡単そうに思える「収入の範囲以上に支出をしない」という普通の感覚は、世間体や見栄といった自己満足が絡んでくるので実は難しいのかもしれません。
もしインデックス投資による積立投資を実践していて、将来的に資産を引き継ぎそうな子どもがいる場合、子どもが社会人になったら親(読者)と同じようにネット証券を口座開設して同じように積立投資をすることが重要です。
なぜなら「コツコツ貯められた人はドカンと使わない説」が正しいとすると、コツコツ貯める経験を始めていないと、インデックスファンドやバランスファンドなどの相続する人もまた、お金の使い方が見いだせないまま投資信託を売却されて散財されて…気がついたらお金がほとんどないなんて不幸せな人生にさせてしまう可能性があるからです。
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