東証 東京証券取引所 マーケット 市場


東京証券取引所に上場している業種別ETFであるTOPIX-17【1617~1633】(野村アセットマネジメントのNEXT FUNDS)と、基準となるTOPIX【1306】の18本のETFを比較してみました。

5月は国内外株式市場が大きく下落しました。

各アセットクラスのパフォーマンス2019年5月

2019年5月の各アセットクラス別のパフォーマンスです。5月は…というか2019年は米国と中国の経済摩擦に終わりが見えないところから、国内外の株式アセットクラスで大きく下落しています。高リスクなアセットクラスではJ-REITだけプラスの成績です。不思議。株式が下がり、債券アセットクラスは上昇するという下落時によくあるパターン。4月が国内外株式市場は上昇、国内外債券アセットクラスは下落だったので、株価をよくチェックし...


ここまでの下落になると、ほとんどの業種が下げますが、下落幅にも差はありますので下げ抵抗に強い業種や敏感に大きく下げてしまう業種などをチェックできます。

東証のETFではマーケットメイク制度がはじまり、流動性が向上したので業種別ETFのような「つまみ食い」投資の使い勝手もよくなっています。

TOPIX-17(業種別ETF)とは


TOPIX-17と東証33業種の業種区分
画像元 これからは業種別投資!-ETFで実践する業種別投資法-|楽天証券

日本株(業種別)ETFとは

TOPIXの構成銘柄を業種別に区分した株価指数には、33の業種分類に基づく東証業種別株価指数があります。TOPIX-17シリーズは、投資利便性を考慮して、33業種を17業種に再編した株価指数です。
日本株(業種別)ETFはTOPIX-17の各指数への連動をめざすETFです。

これからは業種別投資!-ETFで実践する業種別投資法-|楽天証券


  • 10年間リターンは10年前から現在までの累計リターンを年率換算
  • わたしのインデックスの月末時点データ(配当込み)を利用して作成しています
  • 配当にかかる税金、再投資による売買コストは考慮していません

過去1ヶ月の業種別リターンランキング


2019-06-18.png
TOPIXの直近1ヶ月のパフォーマンスは-6.5%となりました。
不動産をのぞく多くの業種で下がりました。そういえば不動産に関連が強いJ-REITの5月もまた好調でしたね。
ディフェンシブ銘柄は下げ抵抗が強く、外需株が特に大きく下げている印象があります。

日経が新指数「日経平均内需株50指数」「日経平均外需株50指数」の公表開始

日本経済新聞社が日経平均株価の225銘柄の中から海外売上高比率を用いて50銘柄を選ぶ新指数「日経平均内需株50指数(日経内需株50)」と「日経平均外需株50指数(日経外需株50)」の公表を2019年4月15日から開始します。 参考  「日経平均内需株50指数」「日経平均外需株50指数」の公表開始について|日経平均プロフィル(PDF)...


国内の業種では内需と外需に分類した新しい指数の提供が始まっています。
これらの指数に連動するインデックスファンドはまだ新設されていませんが、国内株式の運用の一部でスマートベータ的につまみ食いするのも面白そうです。
17業種は特別なこだわりが無いのであれば選択肢が多すぎますし。。。

過去1年の業種別リターンランキング


2019-06-18-2.png
TOPIXの過去1年間のパフォーマンスは-11.5%となりました。
昨年(1年前)と比べて国内株式市場は1割以上バーゲンセールされています。
個人的には1年前と比べて安かろうが高かろうがやるべき行動は変わらないし、やっていることは給与口座からネット証券を経由して自動による積立投資をしているだけです。
積立金額の増減も基本的に考えていませんが、1年前より下がっている現状を「下がっているから心配だ」と思うよりも「1年前より安く買えている」と思えるほうが気楽です。

過去10年の業種別リターンランキング


2019-06-18-3.png
TOPIXの過去10年間のパフォーマンスは7.5%となりました。
1ヶ月・1年とは違い多少の順位の変動こそありますが、過去10年だとランキングに大きな動きがないのが最大の特徴と言えるカテゴリです。
起点がリーマン・ショックで低迷している時期なので、今になってみると株式を保有していることで期待されるリターン(5~7%)を超過しています。
東日本大震災(2011年)がありましたので、「NEXT FUNDS 電力・ガス(TOPIX-17)上場投信 (1627)」は-3.1%という結果になっています。
電力・ガスセクターはディフェンシブ銘柄の筆頭とも言われていましたが、電力・ガスに集中投資するより広域に分散することが大事であることがわかります。
それでも電力・ガスセクターに大きく投資したい場合は、個別株ではなくTOPIX-17ETFをうまく活用して投資していくことを強く推奨します。

過去10年の業種別リスク(標準偏差)ランキング


2019-06-18-4.png
TOPIXの標準偏差(過去10年間)は16.8%となりました。
リターンと違い標準偏差は小さいほうが優れているので、小さい順に並べています。
この標準偏差(過去10年間)ランキングは、基本的に数値が大きく変動することのないことが予想できますので非常に地味ですが、グラフを見るとどの業種がどの程度の値動きをするのかを知ることができるので投資上級者ほど見応えを感じるはずです。
それと大事なポイントとして、多くの業種を保有しているTOPIXがグラフの左側(上位側)にいることを知っていることも重要でしょう。

毎回あっても1箇所の入れ替え程度でほぼ変動のない順位です。
今回は前回と比べて「金融(除く銀行)」と「不動産」が僅差で入れ替わった程度でした。

過去10年のシャープレシオランキング


2019-06-18-5.png

TOPIXの過去10年間のシャープレシオは0.4となりました。
TOPIXよりシャープレシオが高い業種はいくつもありますが、TOPIXより各セクターのリスク(標準偏差)が低くシャープレシオが高い業種を絞り込むと「食品」「情報通信・サービスその他」「素材・科学」「小売」「医薬品」が選ばれています。

「商社・卸売」や「建設・資材」はシャープレシオ的に言うと、リターンは高いけれどリスク(標準偏差)もまた高いので資金効率という面ではよろしくないことになります。
今後どのような変化がおこっていくのかチェックしていきます。

今回の話題に関連の強い過去記事や参考リンクなどを紹介。

株式を保有していることで期待されるリターンを5~7%程度に見積もっているのはGPIFが設定している期待リターンのデータを参考にしているからです。

GPIFの基本ポートフォリオ(期待リターン・標準偏差含む)

GPIFとは厚生年金と国民年金の年金積立金を管理・運用するところです。GPIFが管理・運用する大半がインデックスファンドによるパッシブ運用となっているので、資料や運用報告など参考になることも多いホームページです。GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の現行の基本ポートフォリオなどの数値をまとめます。...


TOPIX-17は東証33業種からまとめられていますが、さらに3タイプに分類してみました。

業種別ETFを3タイプ(景気循環・ディフェンシブ・中間)に分類してみた

東京証券取引所に上場している業種別ETFであるTOPIX-17【1617~1633】(野村アセットマネジメントのNEXT FUNDS)ですが、かつて東証では業種を33種に分類されて...


東京証券取引所は「マーケットメイク制度」がはじまりました。TOPIX-17ETFも対象なので売買における流動性が以前よりも向上しています。

マーケットメイク制度がはじまり1ヶ月!出来高が増加して機能しているようです

東証は「マーケットメイク制度」を2018年7月2日の導入したので、スタートして1ヶ月経過しました。東証マネ部に制度開始前と開始後の比較検証コラムがあり...


スポンサーリンク

関連コンテンツ