
低コストなインデックスファンドとして定評のあるアセットマネジメントOneの「たわらノーロード」に日本・先進国・新興国と全世界の株式を網羅した「たわらノーロード全世界株式」が2019年7月22日に設定・運用を開始すると発表しました!
低コストファンドシリーズの新ファンド設定 -「たわらノーロード 全世界株式」|アセットマネジメントOne(PDF)
アセットマネジメントOneのホームページでは「ファンド情報」ではなく「会社情報」→「ニュースルーム」→「ニュースリリース」で掲載されています。。。見つけるの難しいぞこれ…。。。
たわらノーロード全世界株式の詳細
ファンド名 | たわらノーロード全世界株式 |
運用会社 | アセットマネジメントOne |
対象指数 | MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス (円換算ベース、配当込み、為替ヘッジなし) |
信託報酬 | 0.12% |
信託財産留保額 | なし |
信託期間 | 無期限 |
決算日 | 10月12日 |
設定日 | 2019年7月22日 |
期待値は高いが一番手ではない登場の遅さを巻き返せるか?
「たわらノーロード全世界株式」は「MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス」を投資対象とするインデックスファンドなので、三菱UFJ国際投信の「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」と一致します。
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の登場!日本を含む全世界株式の決定版が2018年10月31日設定
ついに…ついに日本を含む全世界株式インデックスの大本命とも言うべき投資信託が登場します!その名もeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)!『eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)』の設定について|プレスリリース(PDF)...
eMAXIS Slimから半年遅れでの登場ですが、記事作成時点では業界最安値となる信託報酬0.12%を実現しました!
おそらく三菱UFJ国際投信の「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」が近い内に信託報酬引き下げのアナウンスをすることでしょうが、「たわらノーロード全世界株式」の評価が下がるわけではありません。
たわらノーロードと言えば楽天証券iDeCoやイオン銀行iDeCoでも取り扱いのインデックスファンドです。
アセットマネジメントOneとしてはiDeCo方面でも「たわらノーロード全世界株式」の商品ラインナップ追加を急ぐべきでしょう。
楽天証券やイオン銀行のiDeCoをやっている人にとっても「たわらノーロード全世界株式」は欲しい投資商品に間違いありません。
投資商品としては間違いないのですが、設定されるタイミングは少し遅すぎたかもしれません。
2年半前…2017年の年始めに「たわらノーロード全世界株式」の要望を直接お願いしたことがあります。
たわら宣伝部長と小一時間話せたので書けるところをメモしておく
「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2016懇親会」の2次会で、自称「たわら宣伝部長」花村さんと小一時間ばかり語りあえるという貴重な体験をしてきました。懇親会は立ち飲み形式の飲み放題でしたが、終了後に残った人達で行われた2次会ではイスとテーブルを戻して通常営業の半分を貸し切るような状態での再スタート。投資ついったらーのバカオヤジさん(@wu1022)と相互リンクしている「バリュートラスト」のアウターガイさ...
その時はけっこう前向きに検討していたところもあったのですが、当時は楽天VTもeMAXIS Slim 全世界株式もなかった「波風のない状態」だったので、アセットマネジメントOneも急いで開発に進まなかったのかもしれません。
なにしろ当時はたわらノーロードの国内株式にTOPIXもない状況で、MSCIジャパンのマザーファンドを作る必要性すらも感じていなかったことでしょう。
※MSCIオールカントリーの国内株式部分はMSCIジャパン指数
全世界株式インデックスファンドの一番手になれなかった「たわらノーロード全世界株式」がどれだけ巻き返しをはかれるのかに注目です。
それと個人的に嬉しいところでは、アセットマネジメントOneの運用報告書や月次レポートはベンチマークやファンドの騰落率が0.1%単位ではなく0.01%になるところです。
(0.1%単位)
eMAXIS、Funds-i、購入・換金手数料なし、iFree、Smart-i、楽天・バンガード
(0.01%単位)
たわらノーロード、SMT、インデックスe、SBIインデックス、三井住友DC
eMAXIS、Funds-i、購入・換金手数料なし、iFree、Smart-i、楽天・バンガード
(0.01%単位)
たわらノーロード、SMT、インデックスe、SBIインデックス、三井住友DC
ここは三菱UFJ国際投信のeMAXISでも実現できていない部分で、アセットマネジメントOneの評価するべき優れたポイントです。
スポンサーリンク
関連コンテンツ
カテゴリ