
メールフォームからの質問で、かつては世界経済インデックスファンドを積立していたのに現在は8資産均等型や全世界株式型への切り替えているのは、どのような理由ですかとの質問がありました。
キチンと切り替えた理由を書いた記憶もないので、当時を思い出して改めて書き残しておきます。
例外的に楽天証券でのポイント投資用に「eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)」にスポット投資していますがこれは資産運用というより遊び要素で買っています。
「世界経済インデックスファンド」の積立を停止して乗り換えた理由ですが、当時もっと低コストなバランスファンドである「ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)」が設定されたからです。
もちろんGDP比率と均等配分では大きな違いはありますし、「ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)」では新興国の株式と債券への積立投資できなくなることも気になったりはしました。
本来ならリターンの8~9割はアセットアロケーションで決まるとも言われる肝心要なところだからです。
では、なんで資産残高も安定している「世界経済インデックスファンド」から設定間もない「ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)」に変えたのかというと、これはもう投資信託の最新情報を追いかけている投信ブロガーの妙なクセ!?
もうちょっとわかりやすく書くと「これじゃないとダメだ」というこだわりがなくて「ブログネタ的要素」も兼ねています。
だから「世界経済インデックスファンド」は当時の口数のまま売却していませんし、最近の低コストインデックスファンドやバランスファンドと比べるとちょっと継続費用である信託報酬が割高ではあるものの不満を感じるレベルでもありません。
強いて言えば、たまに少額の分配金を出しちゃっていたところが気になるくらい。
その程度なので「世界経済インデックスファンド」はいまでも好きなバランスファンドです。
投信ブロガーとしての「ネタ的要素」もあるので現在では「ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)」から「eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」に積立ファンドを変更して日々を過ごしています。
もちろん積み立ててきた「ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)」も当時の口数のまま売却していません。
さて、この記事内で紹介されている3本のバランスファンドはそれぞれわかりやすい個性があります。
「世界経済インデックスファンド」は日本・先進国・新興国のGDP比率配分という他にはないところ。時価総額加重平均の配分は完全にパッシブ(受動的)な投資ですが、GDP比率を定期的に見直しをしているところを見ると「世界経済インデックスファンド」は少しだけアクティブな要素も含んでいます。
「ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)」は国内外の株式と債券の4資産に均等配分で投資するバランスファンド。新興国がないのと1資産あたり25%もあるのでリバランスによるボーナス効果(値上がりした資産を売り値下がりした資産を買う)への期待や国内債券比率の大きさから他のバランスファンドよりミドルリスクであることも特徴的。
「eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」は国内外の株式と債券の他に、不動産投資信託(REIT)も含んでいるところが最大の違い。
REITは株式市場に上場しているので、株式と変わらないくらい価格変動が大きなアセットクラスですが、値動きが株式と違うので分散投資の選択肢として最近は興味深くチェックしています。
この個性、どれが優れていてどれが劣っていると考えたこともありません。
自分の場合、将来予測から勝ちにいけるアセットクラスへの配分を大きく賭けるような投資手法でもありません。
詳細な計算結果をもとにした、きめ細やかなポートフォリオを作成するような性格でもありません。
暴落に対する許容度は人により差はありますが、今回紹介しているファンドはただただ積立投資を継続していくのに株式市況や政治経済ニュースを見なくても不安なく生活できるような精神状態でいられるバランスファンドです。
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