
週末に「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2019」の授賞式がありました。
自分は参加していないのですが、現地からのツイッター速報や投信ブロガーからの発表もあり、ほとんど知れ渡っていように「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」が1位となっています。
他のランキングも含め書き残しておきます。
投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2019上位10ファンド
1位 | eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) |
2位 | eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) |
3位 | eMAXIS Slim 先進国株式インデックス |
4位 | <購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド |
5位 | eMAXIS Slim バランス(8資産均等型) |
6位 | 楽天・全米株式インデックス・ファンド |
7位 | セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド |
8位 | グローバル3倍3分法ファンド(1年決算型) |
9位 | バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT) |
10位 | SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド |
Slimが上位を独占!
終わってみれば、前回の投票期限ギリギリで設定された「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」が、今回満を持して第1位を獲得するというeMAXIS Slimが安定して投資家から支持を得られていた1年となりました。
もちろん他社も黙ってはいられないでしょう。最大のライバルであるニッセイアセットマネジメントの「<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドが業界最安値となる信託報酬の引き下げを発表しています。
10位となった「SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド」もまた信託報酬の業界最安値となる低コストでのリリースを高く評価してのトップ10入りですし、実際にSBI証券では売上ランキングで上位をキープしていると投資信託です。
eMAXIS Slimシリーズは自身での業界最安値を目指すのではなく、他社に追随するリアクション型の戦略ですので、業界に波風が起こらなければeMAXIS Slimシリーズもまた何も起こりません。
「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2020」がどのようになっていくのか?2020年の国内の投資信託がどのように歩んでいくのか誰にもわかりません。
基本的なアセットクラスを投資対象とするインデックスファンドは出回ってきたので、「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2019」のように信託報酬の引き下げによる投資家への還元や、運用報告書からわかる指数との乖離の少なさなどが評価軸になっていくように思えます。
今回、アクティブファンドは8位の「グローバル3倍3分法ファンド(1年決算型)」だけとなりました。
「グローバル3倍3分法ファンド(1年決算型)」はレバレッジを効かせた国際分散投資のようなものなので、個別銘柄をアクティブに売買する伝統的なアクティブファンドの手法ではありません。
インデックスファンドばかりなのは少し寂しい感じもしますが、これは若年層を中心にアクティブファンド離れが進んでいるのかもしれません。
ちなみに自分は今回「eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」に5ポイント投票していました。
投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2019を開催した実行委員長の皆様お疲れさまでした(^^)
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