
このブログは投資ブログ、資産運用ブログというカテゴリ(たまに変な話題もあるけれど)を10年以上書いてきたので、「お金の使い方」というよりは「お金の節約」「お金の増やし方」という話題ばかりでしたが、今回はその先の「お金の使い方」でこんな体験をしたという話です。
新型コロナウイルスによる影響がなかった年初の頃はチーム(長男の通う中学の部活)も個々の成長もあり中学卓球部の指導のキャリアの長い指導者達からも「関東も十分に狙える学校」と評価されて練習試合の問い合わせも相当数くるレベルまで来ました。
新型コロナウイルスによる影響がなかった頃までは。
自分は仕事が夜明け前や早朝から始まることが多く、仕事が終わるのも早いのでボランティア(趣味?)で、会社帰りに中学校に寄って顧問をサポートする名目で部活全体を見ていく日々を送っています。
新型コロナウイルスの感染拡大による休校明けには、女子卓球部も男子卓球部と合流して、新年度の仮入部も済み新入生も加わり、記事作成時の現在の部員は総勢47人の中学生を見ている大所帯です(゚∀゚)
2月末から100日くらい活動停止されて、全中や学総(県大会)もなくなり、いよいよ地区大会すら開催できないという状況で、そのまま3年生は引退という判断をした中学校も多くあるようになった最近。
長男坊の学校も今週の祝日の連休にある市内のいくつかの中学校との交流試合で引退というところです。
近年の部活は週休二日制なので、平日にも1回部活ができない日が存在するのですが、部員から「練習やりたい!」という気持ちも多くあったことから、個人的に練習やりたい希望者を集めて近所の卓球できる場所を借りて練習をしてきました。
ちょっとグレーゾーンですが自分は教師ではない部外者という立場なのでOKということで。。。
・・・で、いよいよ3年生の引退日も近く最後の練習という日にサプライズがありました!
公民館に行き、いつものようにみんなで卓球台を出して練習前のミーティングをするときに3年生のほうから一言だけ言わせてくれ・・・と。
3年生一同
「とよぴ~さん!(現場では実名)いままで指導してくれてありがとうございました!!!」
「これ受け取ってください!」

いままで、自分がやりたいから個人的に先生と連絡しあって学校に行ったりしてきたのですが、実は自分は必要以上に出過ぎたりおせっかいをしていなかったかな・・・と少し不安も感じながら生徒と交流してきました。
仕事帰りに家に向かわずに学校に行く手間もあれば、参加すれば時間もかかるし、学校以外の場所も借りるのですからお金もかかるわけです。
もちろん、見返りを求めることもなければお金を請求することもありません。ただただ自分がそうしたいからそうしてきた感じ。
昼間はお金を稼ぐための仕事をして、
夕方はお金を使ってまでやりたいことをやる。
でも実際はちゃんと感謝されていたのを知った瞬間。めちゃくちゃ嬉しかったし心の中では最後の練習前なのにちょっと泣きそうにもなりました。
「ありがとう」って感謝されることのためにお金を使うことには価値があるのかもしれない。
いままで老後の生活の不安のための資産運用であったり、家庭での出来事(進学や大きな出費など)のための生活防衛資金といった・・・言ってみれば自分のためや家族のためといった身内のためだけのお金の使い方ばかりをブログでは書いてきました。(災害が起こったときの募金記事はあります)
そうではなく自分ではなく誰かのためにお金を使うことには、自分が想像する以上に大きな意味があることを実感。
このブログは資産運用ブログなので、お金を持っていることは生活に安心感もあることから大事なこととして書いてきました。お金を稼ぐことや貯めることの大事さは変わりません。
生活にはお金はかかるので増やしたり稼ぐことは大事ですが、同じくらい大事なことが使い方。何に使うか。どうやってお金を使っていくのかには人間性が出る。
もちろん20代のように資産運用の駆け出しの頃などは、資産を増やすことや稼ぐ力を得るための自分への投資が大事です。
でも自分のように40代のおっさんとなった世代にもなると、ジュース奢ってもらったりすることが嬉しいのではなく、誰かのためにお金を使ってちょっと感謝されてみることの方がうれしかったりするものです。
卓球が上達していく選手を見ているのも楽しいのですが、多くの中学生と過ごしていると「定期テストが○点だった〜」「今日の体育ちょー疲れた!」など他愛のない会話をしてくれるのも仕事にはない充実感があります。
こんな毎日の仕事帰りが楽しい日々がどこまで続いていくのかはわかりません。
顧問の転任や次男坊も卒業するタイミングで終わるかもしれませんし自分の仕事内容が変わることで帰りが遅くなれば行くことも突然困難になりますし。
もともと計画的に行動してきたものでもないので今後もどうなっていくのかは不透明ですが、中学生への指導はゲームではない実際の人間による育成シミュレーションゲームのようで続けられる限りは続けていきたい究極の趣味となっています。
そんな日々の中で、気持ちのいいお金の使い方を子どもたちから教えてもらいました(^^)
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