食料と競合しないバイオ燃料「ヤトロファ」 日越比で開発へ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080216-00000952-san-bus_all地球温暖化防止のために植物由来のバイオ燃料がブームとなっているが、この一方で穀物価格の高騰という弊害を招いている。そこで、注目されているのがヤトロファという中南米原産の樹木。毒性があるため食料にならない点がポイントで、新たなバイオディーゼル燃料(BDF)の原料として日本、ベトナム、フィリピンなどで商用化に向けた動きが始まった。
中小企業の優れた技術の事業化を支援するNPO法人(特定非営利活動法人)である日本技術振興会(東京都港区)は、ベトナムでヤトロファを植林して、その種子を輸入。日本でBDFに加工して燃料として販売する事業に乗り出す。
来年に2万ヘクタールを植林。12万トンの種子を輸入し、3万6000トンのBDFを生産する予定だ。ベトナムの国営商社などと植林契約を締結しており、日本で建設する工場の出資者を募っている。すでに農協や地方自治体が関心を寄せているという。
同振興会の清水自朗理事は「日産200トン規模の工場建設費は6000万円。製品価格は1リットル80円程度で供給できる」とみている。
都バスにパーム油を原料としたBDFを供給している日本植物燃料(東京都品川区)は、5月をめどに、BDFに関心の高い石油元売りなどの企業とフィリピンのヤトロファ農場とを契約させ、農場管理を受託する事業を開始する。
合田真社長は「来年には5社程度、1社当たりで300~500ヘクタールの農場管理を受託したい」と話す。同社は、ヤトロファ農場運営受託に専念し、「精油はパートナー企業に任せる」(合田社長)考え。2年後には1万ヘクタールの農場管理の受託を目指す。
同社はすでに、インドネシアで現地財閥のモダングループと20ヘクタールのヤトロファ農園を経営中で、同グループが経営するニッケル鉱山採掘場跡地に表土を戻してヤトロファを植林する計画も進めている。この実績を見込んで、複数の石油元売り会社が関心を寄せているという。産経新聞
これは正に夢の様な商品ですがあまりにも大量に作りすぎた代償っていうのを日本は忘れないように・・・。
話は変わりますがこれから春になって花粉症の季節がやってきます。おそらく戦前の頃の日本には花粉症なんてなかったはずで最近の話です。
それは何故かって考えれば政府がコストが安くて成長の早い品種の杉(スギ)の木をどんどん広げていったからです。
ヤトロファを国産で始めるのは個人的には大賛成です。自分が特に名産のない町の市長だったらヤトロファ特区を目指すでしょう。花粉症を撲滅するためには、杉(スギ)人工林1,040万haを伐採することが最善の方法ですが木材価格の低迷から伐採するには民有林所有者の経済的負担が大きく、また自然保護の観点からもすべて伐採する方法は不可能です。
ただこれは基本的に雑草でしょう?石だろうがひび割れたアスファルトの隙間だろうがこの「毒草」はガンガン育ちます。何も知らないカラスやペットや子供が食べたらけっこう危険な感じがします。
それと日本に期待したいのが品種改良で北海道みたいな寒冷地でも育つ種子を開発すれば膨大な休耕地を何とかするキッカケになれるでしょう。べつに北の台地一面にビニールハウスが広がる光景があったって面白いと思います。台風リスクもないし。
北の地方が活性化できるような新しい事業を住民は期待しているだろうし政府はそれに早く答えるべきです。それがヤトロファでも何でもいいのですから
それともうひとつ興味深いのがヤトロファから出来る燃料はバイオディーゼルです。ガソリンエンジンではありません。
そして都内を中心に普通車のディーゼル車は石原都知事の支持のもとで死滅しました。
今後、普通車のディーゼル車が復活するのかも見ものです。
ディーゼルエンジンってもともとピーナッツオイルで走った地球に優しいエンジンだったのですからね?それを安く作れる軽油に切り替えたのは人間の勝手です。
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