以前と同じく日経ヴェリタスの記者コラム「スクランブル」で掲載されると思います
予定は火曜日です。ヴェリタス購読者はチェックよろしくお願いします
そして予想通り梅屋敷商店街のランダム・ウォーカーの水瀬さんと自分の合作と言う珍しいコラムになりそうなので自分も出来上がりを楽しみにしています
ちなみにブロガーを続けて取材するって言うのは後の人のほうが絶対に面白い!
だって水瀬さんの熱い取材がこちらに筒抜け状態ですから・・・かなり質の高い取材だったんじゃないのでしょうかね?
まぁそんな個人的な悦に浸っても何ですので興味深い話をひとつ
それは先週に取材を終えた水瀬さんの記事でもあるように
記者さんによると、ETFの上場について東証・大証は比較的積極的なのに対して、運用会社のほうが腰が引けている状況とのこと。
ここの話を突っ込んで逆取材をして見えてきました。そしてこれはある意味僕らの今までが壮大なる勘違いだったのかも知れないという内容かも知れません
それは・・・
東証は小分けでもいいからすぐにでも(海外ETF)をリリースしたい
そして運用会社は・・・
ある程度(ETFの本数を)まとめてリリースしたい
このふたつの思惑がぶつかり合っているのが見えてこなかった真実っぽいです
この話を聞いてすぐにピーンと来ました。そしてここからは自分の仮説です
記者さんに話したら「なるほど・・」とのコメントを頂戴しました
おそらく躊躇している運用会社はバークレイズです。手紙の玉虫色の返答もある程度まとめてリリースしたい戦略と合致します
おそらくバークレイズはTOPIXで失敗しているからじゃないですかね?今度の海外ETF戦略は失敗が許されないでしょう
そして東証の要望通りに小分けでもMSCIコクサイインデックス連動ETFをリリースすると・・・
雨後の筍のように同様のETFが登場してしまうのではないか?
日経平均連動ETFとTOPIX連動ETFがいい例です
そしてバークレイズは世界的なブランドだけど日本では今も野村ブランドが根強いので同じETFならば野村の海外ETFに持って行かれてしまうのではないか?
だからバークレイズはある程度・・・記者さんとの話で見えてきたのはコクサイやブラジル等の新興国ETF・・・本数をまとめてリリースして海外ETFのシェアを一気に手中したいのではないか?
ここで見えてきたのはどちらかの妥協です
東証が速やかにまとめてリリースできる体制を整備するか
運用会社が投資家の要望に応えるカタチで小分けでもリリースしてしまう
もうひとつ疑問に思ったのが手続きです。海外ETFを金融庁に届出を出したからと言って国内の取引所ですべてが買えるわけじゃないのは周知の通り
何で金融庁に届出が出ても国内に上場していないのかと言う素朴な疑問をぶつけて見たらどうやら・・。
海外ETFの手続きとそれをいざ国内の証券取引所に上場させる手続きはまったく別で
天と地ほどの申請の手間が違うらしい(汗)
ここ(金融庁)の無駄に面倒くさい手続きも変えなきゃ海外ETFの充実は望み薄な気がします
「東証が速やかにまとめてリリースできる体制を整備するか」のネックはここに帰結しますね?
あとはアンケートの話題やブログの話題、コストの話や税の話・・・あっと言う間の取材タイムでした
ところで記者さんがみんなのETFアンケートのフリーコメントを赤ペンチェックして来ていてそれが
「やけにニッチやマイナーやマニアック・・・ゲテモノってコメントが多いんですけれど・・・」
お互い爆笑
「ニッチ」や「ゲテモノ」の書いてある数をカウントして持って来るあたり日経新聞の記者って人達も面白いなぁ~と感心した1日でした
日経ヴェリタス「ETF、不振の理由」まとめ
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