先日の記事日経ヴェリタス スクランブル『ETFにも「信用リスク」』の続きに向かいます

昨日の記事にある『ETFの本場である米国の事情』へと進んだあと日本の運用会社である野村アセットマンメジメント社に信用リスクについて尋ねると

日本のETF運用会社も、リンク債発行体の信用リスクに気をつかっている。野村アセットは投資対象の格付けをシングルA以上に限定し、複数発行体に分散投資している。それでも信用リスクをゼロにはできない。


たしかにそれだけだと信用リスクをゼロにはなりません。格付け会社が言う格付けは当てになりません。
格付けが正確ならサブプライム証券は本来トリプルBです。たとえプライム(一流)証券と混ぜ合わせたからと言ってもトリプルAがどれほどインチキだったのかって・・・。
さらには外資系運用会社や大証への取材にも行っています。たぶん外資系運用会社ってバークレイズじゃないかな?と思います♪

個人投資家にとって大切なのは「リンク債型のETFを買う場合、信用リスクを含めた商品設計を理解していること」(外資系運用会社)だ。しかし目論見書を熱心に読まないと、現物株型とリンク債型の違いは明確にはわからない。大証の市場企画グループの大西信二グループリーダーは「ホームページ上でリンク債型のリスクの説明を充実させるなどの対応策を考えたい」という。


目論見書を熱心に読む人のほうが世間では変態の部類に入るんじゃないかな・・・と(笑)
大証の大西さんの言うようにホームページ上でリスクの説明を充実する必要がありますね?
そして終わりのまとめへと向かい記事は終了です。

今回は取材協力みたいなモンです。編集段階で自分のコメントが消されるのは仕方がないことなので北松記者の筆力不足でも何でもないですよ?
それでも気になると言うのなら以前の記事日経新聞朝刊キター*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(゚∀゚)゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*!!!!!で俺たちの意見をそのまんま東証に持っていってくれた経緯もあるのでこれで貸し借りはなしって事ですOK

記事になれなかったって意味ではメールで教えてくれたことに

ちなみにご参考までに、米国のETN全体の運用資産の半分近くをひとつのETNが占めています。 iPath Dow Jones AIG Commodity Index Total Return ETN (DJP)というETNです。
たくさん上場はしたが、すべてのETNが資金をひきつけているわけではないということでしょうか。
商品指数先物を組み込んだETFなら信用リスクを心配しなくていいという要因もあるようです。

米国でも運用資産が伸びなくて上場廃止になったETFもありますし、上場前に投資家の需要が読みきれないというのは、日本だけの問題ではないですね。どうしたらETF市場が発展していってくれるのか、毎度のことながら難しいなあと思います。


・・・と教えてくれました。コモディティーなら中・短期の投機的な商品だから「まぁいいか」みたいな気にもなれるのかも知れません。
ETFだから安心ってこともないですし投資家のニーズ次第では魅力のないETFよりは必要なアセットのETNのほうが間違いなく売れるので難しいですね?

ちなみに自分の回答したアンケート結果は『前向きに検討する』です。一番少数派の回答だったので記事として扱うのも難しかったかも・・・汗あせ
そして取材ではETNについてこう答えていました

さてリンク債についてですが、もしも全銘柄を保有する完全法のMSCIコクサイETFとサンプル法を用いた同様の連動ETNのどちらかを選べる環境だったら迷わずETFを選択します。

ただ現状では贅沢を言えませんので(笑)

自分自身、いろんな方々に疑問・質問を投げかけてきましたが(バークレイズ・野村AM・バンガード)現地にあるETFを重複して持ち込むのは難しそうで可能性がありそうなのは野村AMみたいな国内ETFメーカーによるETNのようなETFしかないのかな?・・・って感じがします

関連記事
【重複上場とは】バンガードの手紙到着 続き【幻想ですから】

のコメント欄にも書きましたが

『ブラジルのボベスパ指数ETNが成功すればそれが今後のETF戦略のヒントになるのかな?
日本の未来はETN商店街でしょう
地理的にも極東にある島国なんですからコレは仕方がないのかも知れません
遠い異国の株式を欲しいのなら

「指数に連動する有価証券に投資する」

この道しかないのかな?・・・と。』


個人的にはリンク債みたいな複雑なシステム(買いと同時にプット売りなど)は嫌いだし金ETFには興味ありませんが
最低購入金額が安くなってきたETFに完全法を用いると維持コストが掛かりすぎるデメリットもありますので
MSCIコクサイ指数連動ETFと言う名のETNでも前向きに検討します。


こんな感じでした。記事全体がネガティブな方向に向かっている中で自分だけがポジティブな返答・・・自分自身が一番ニッチみたいです(笑)



※いま記事を書いていて気付いたけれど完全法とかサンプル法は今回の内容には関係ないかも・・・うーん

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