Werder Bremenさんが様々なインデックス系ブログにて問題定義されている話題です
その名は『盲目的にETFは正しい選択か?

ETFは最近、投資雑誌にもよく毎月のように取り上げられているチョットしたブームです。それはそれで素晴らしいことだし変なファンドを掴むよりは正しい選択なんだけれどもETFなら何でも正しいのか?ってなると・・・???

株取引をしているとキャピタルゲインとインカムゲインの2種類の税金が重く圧し掛かります
上場しているETFをはじめ投資信託にはその他に保有コストである信託報酬があるわけです
そして投資信託よりETFのほうが保有コストが半分以下と圧倒的に勝っているのが現状でありETF最大のメリットです
ちなみにマーケットの開いている間の売買可能は自分にとってそんなに大きなメリットとは感じていません

そしてETFのデメリットは

  • 自動積み立て不可
    (投資信託は証券会社によるが)
  • 金額指定で購入不可
    (投資信託は1万円や5000円などから1円単位で購入可能)
  • 分配金は税引き後に現金でしか受け取れない
    (投資信託では分配金再投資と分配金受け取りの選択がファンド購入時にある)

・・・こう考えるとインデックスファンドは「買ったら手入れが終了」で楽チンなんですよね?その楽チンの手間コストがETFより多くあると考えても良い!?

そして圧倒的と言われている保有コストの差(ETFのメリット)もトータルで考えると実際にはそれ程ではないケースもあったりします
長期的に保有をするのならキャピタルはともかくインカムゲインを避けては通れません
その分配金にかかる税金コストも含めたトータルコストで勝負するとどうなるのか?

Werder Bremenさんが引き合いに出すVTIを例に出します

2006/01-12
VTI:2.302/66=3.5%

2007/01-12
VTI:2.595/72=3.6%

楽天証券VTI外国証券内容説明書より(PDFファイル)

思ったより分配金を吐き出します。成熟産業が多い先進国なことと配当要求の強い米国ならではの事情でしょうか?税率を10%として(もうすぐ20%!)この分配金のコストと信託報酬を足すトータルコストはこうなります

0.07+0.35~0.36=0.42~0.43%!

あれ?低コスト0.07%の魅力が消え去りそうな数値かも・・・ちなみにIVVとも比較して見ると分配金1.85%や1.89%で来ていますので(05年06年です)年間トータルコストは0.275~0.279%・・・コストが逆転しています。むむむうーん
※とおりすがりさんから御指摘を頂きました。VTIは口数分割をしているので計算結果が変わっていきます。正しく計算するとVTIはIVVより低コストになります

実はここまではWerder Bremenさんが直接メール教えてくれた材料です
次回はインデックスファンドの持つ可能性とETFの望みたいカタチについて書く予定です・・・多分(まだ書く内容まで考えていない?)

ETFvsインデックスファンドの続きに続く

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