米FOMC、FF金利の誘導目標を0.50%ポイント引き下げ1.00%に
米連邦準備理事会(FRB)は29日、連邦公開市場委員会(FOMC)でフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を0.50%ポイント引き下げ1.00%とすることを決定した。
これによりFF金利水準は2004年6月以来の低水準となった。
市場では利下げがほぼ確実視されていたが、利下げ幅をめぐり見方が分かれていた。
FRBは、公定歩合も0.50%ポイント引き下げ1.25%とした。ロイター
株価対策に金利を値下げ・・・これは過去の教科書にあった常套手段です。現在は金利を動かしても株価が思惑通りに動いてくれません。なぜか?金融がグローバル化されて世界中のマネーは好きなときに好きな場所へ移動できるのもひとつの要因な感じもします
ちょっと前まで日本はゼロ金利政策が続いていて結果的にそれが株価を押し上げる結果になったかと言うと・・・?です
その頃に流行になったのが外貨預金であったりFXだったりと
債券⇒株式ではなく
日本円⇒外貨の方向に進みました
この時に起こった現象で「ミセス・ワタナベ」の存在があります
貯金感覚で何倍~何百倍のレバレッジを掛けて円を売りドルやユーロを買う
ヘッジファンドの円キャリートレードもそうですし海外の銀行とか金融機関でも日本の低金利を利用した低金利のローン商品があったと思います(以前の記憶なのでソースはなし)
これらは全て『海外の金利に対して日本の金利が驚くほど低い』から起こったことです
では米国がこれからゼロ金利になったとしても米国以外も同じように金利を下げているから相対的には同価値なんじゃ?って感じもします・・・が
個人的な妄想はここからで・・・沈み行く通貨『ドル』を借りてドル以外の外貨で運用する動き・・・ドルキャリートレードが始まるんじゃないでしょうか?
金利の差は関係なくドル安が続く前提でヘッジファンドが一斉に動き出す
それに煽られるが如くミセス・ワタナベも貯金感覚でドルを殺しに行く・・・と
ジョージ・ソロス&ジム・ロジャースより怖い為替の番人は意外に身近な場所にいるのかも知れません
まぁ妄想ですしそんな方向に向かいだしたら政府も対策をするとは思いますが金利引き下げが株価上昇に効果的かどうかは昔話に感じます
世界は現在の問題を解決する新しいアイデアを求めているんですよね?金利で動く株価は1日~1週間程度の効果しか生まないと思います
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