イールドカーブ　2009/5.9

国民年金基金は・・・

運用・財政状態はあまり芳しくないようで、解散？破綻？元本割れ？も絶対ないとは言えないようですよ（↓）。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1114140331
http://www.npfa.or.jp/jigyo/finance/index.html
http://www.fps-net.com/topics/1359.html

因みにタカちゃんさんの挙げている国民年金基金は、学生、自営業者や会社員の給料天引きで払っている年金の１階部分の”国民年金”とは別物です、念のため。

簡単に一言で言えば・・・

破綻した生保の”逆ざや状態”みたいなもの。１９８０年代から１９９０年初め頃、「高利回り」を謳った個人年金、養老保険等々、貯蓄性の高い保険商品あったでしょ？あのパターンに似てる？

最後にトータルで儲かれば良いだけのこと

タカちゃんさんへ

実例を。小生の亡父、８２～９２年、給与天引で合計、９２万円、東邦生命（←倒産）の個人年金に支払った。死後、家族（実際は亡母）が死亡保険としてではなく年金として毎年３６万円受け取っていた。八年目で東邦生命倒産。減額（予定利率下げ）されて３０万円、８年間受け取った。

倒産？解散？利率引下げ？が無ければ３６×１５＝５４０万円。実際は３６×７+３０×８＝４９２万円。但し、払った額（元本）は９２万円だし、当然、毎年、生保掛金として所得控除して税還付があったわけで、十分元を取る以上の成果はあったということ。

計算を簡略化するため、９２万円一括で払い、１５年後、一括で５４０万円受け取る定期預金とすれば年率約１２．５％。４９２万円受け取りなら年率約１１．８％。まあ、解散？倒産？により０．７％利率引下げがあったことになる。

要するに国民年金基金も倒産？解散？元本割れ？が起きてもこうなれば何ら問題なし、「十分元を取った」と言う意味で。

但し、一番最初に日産生命が倒産したとき、バックアップ（セイフティーネット、生保業界が出し合う倒産に備えた基金）が無かったため、結構、貯蓄性の高い保険は減額されたと聞く。ところが、東邦生命は、このセイフティーネットが出来てから倒産した第一号。多少なりとも援護を受け、利率引下げが軽微ですんだのかもしれない。無かったらもっと、減額されていたかも。

以上

脱線し過ぎて申し訳ないが・・・

水瀬さんのブログで連続、大暴走コメント、最後にアンケート調査までしてきたけど・・・（汗）。Ｒｅｎｎｙさんの勤務先もまだ４０１Ｋ導入していないらしく不安げな様子。とよぴーさんの勤務先もまだでどうなるか不安？

一応、”対策”は指示しておいた。”単独型”にさえ持ち込めば、２００７年以降、これから４０１Ｋ導入する会社は有利になる公算が高そう、企業規模で多少の不利益はあっても。あの”東京海上総合型４０１Ｋ”より遥かにマシな模様。問題は、”総合型”になった場合。地銀＆東京海上（又は損保ジャパン）、コンボでやってきたら目も当てられない。

総合型でもマシな選択肢は列挙しておいた。因みに岡三・総合型を使えば、最近、ブログネタとして連続アップされていた、すみしんＤＣマイセレが使えるよ。

まずは、取り敢えず、自分の勤務先企業が何処の銀行から運転資金を借り入れているか。或いは何処の生損保、証券と付き合いがあるかを調べる。そいつらが企業型４０１Ｋの話を持ってくる可能性が高い。